こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

「イノセンス」読了

2006-01-03 00:00:00 | 未分類
昨日、日記に書いていた『イノセンス』読了しました。

体のほどんどが機械と化した男バトーは、公安九課に属し、家族はバセットハウンドのガブだけだった。
かけがえのない存在だった素子はもういない・・・。
ある夜、いつものようにガブに『巴吉度』を与えていた時、宅配便が来てすぐ後に電話がかかってきた。
その時、うっかり開けていたドアから、ガブが出て行ってしまった。

1週間以上はガブを探していると、様々な出会いの末、闇社会を牛耳るチェイリー・リンが
犬を集めているという情報を入手し、そのアジトに乗り込む。
初めは、役立たずのバセットハウンドなど集めていないと否定したチェイリー・リンだったが、
粘り強い交渉の末、いそうな場所をおしえてもらう。

ガブを取り返すために、バトーは凄まじい戦闘をする。
この戦場をくぐりぬけて、彼は、無事にガブを取り戻すことが出来るのか?

とまぁ、こういう物語です。
私の苦手らしいハードボイルドなのですが、夢の中に実在しない息子が現れて、父親らしい交流をしたり、
ガブに見せるさりげない愛情があったりと、この冷たい電脳社会ですこしだけ感じられる温かみが
いいですよね。
最後もねー、オレがこうやって来てるんだから分かるよなと言いたげな愛情表現。
多分、世の男性達は、こういうのを格好いいと感じているのでしょうね。

読みにくいけれど、ハードボイルドにしては面白く感じられました。

コメント
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