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昨日は、北九州芸術劇場小劇場で開催された柳亭燕路さんの落語会に行ってきました。
まずは古今亭志ん松さんの「たらちね」
二ツ目になられたばかりだそうですが、とても面白く、あちこちから笑い声が響いていました。
そして燕路さんは、新作落語を披露してくださいました。
子どもが夜、40度の熱を出したときに診てくれた医者に、親の魚屋の主がお礼のおつくりだったかな?持って行ったところから始まります。
その医者はクラシック音楽が大好きで、モーツァルトの父親がえらかったという話をしたため、魚屋は家でも父親を尊敬するようにさせたいと、帰宅してからおかみさんに説明するのですが・・・さて(笑)。
会場は、笑いでいっぱいでした。
演題を、主催された方々の一人に聞いたところ、あとから燕路さんに伺ってくださったらしく、公演後、教えてくださいました。
「君よ、モーツァルトを聴け」だそうです。
あの時は、ありがとうございました。
中入り後は、伊藤夢葉さんの奇術。
元々、師匠にあたる方が、トークも軽妙なマジシャンだったそうですが、マギー四朗さんがしゃべりの多いマジックをされるようになってから、話が多くても「早くマジックをしろ!」と怒られることが無くなったと仰りながら、なかなかどうして見事なマジックを披露しつつ、面白いトークも冴えわたっていました。
最後に再び燕路さんの、今度は古典落語。
「お神酒徳利」を演ってくださいました。
八百屋が占いをやっていたことがあると偽り、お神酒徳利の場所を当てたことから始まる、冷や冷やものの笑い話です。
立川志の輔さんの『千字寄席』を読むと、今回の燕路さんのは上方伝来のそのままのバージョンみたいです。
ハラハラしながら、とても楽しませていただきました。