桜風堂書店を預かった月原一整は、間もなく田舎の書店の辛さを味わう。
入荷すると疑いもしなかった時代物の大人気シリーズの久々の新刊『紺碧の疾風』の予定入荷冊数が〇冊になっていたのだ。
年齢層が高めのこの書店では愛読者が多く、発売日にどうやって入荷すべきか頭を悩ませていた。
新刊を入荷する方法ばかりでなく、桜風堂書店のために一整が以前勤めていた銀河堂書店や当時応援した作家たち、桜野町の住人はもちろんの事、町に関わる人々がこの書店の事を想ってくれます。
現実の書店では、なかなかこう上手くはいかないかもしれませんが、地方の書店ができるだけ生き延びて欲しいと思うのは、私も同じです。
個人的な事を言わせていただくと、小学生の頃に家の近所にあった書店や中学校時代に学校の近くにあった書店、高校時代からは小倉魚町にあった「ナガリ書店」に、とてもお世話になりました。
特にナガリ書店は、小倉でのSF大会「コクラノミコン」のパンフレットをここで目にしたおかげで、初のSF大会参加となり、そういう仲間にも巡りあえました。
ずっと利用していたのに、チェーン店に客を奪われたのか、潰れてしまったのがとても辛かったです。
だからこそ、少なくともリアル書店を利用し続けたいと思っています。
どうか、リアル書店で本を買う楽しみをご存知の方だけでも、できるだけ、お近くの書店で買い続けてください。
入荷すると疑いもしなかった時代物の大人気シリーズの久々の新刊『紺碧の疾風』の予定入荷冊数が〇冊になっていたのだ。
年齢層が高めのこの書店では愛読者が多く、発売日にどうやって入荷すべきか頭を悩ませていた。
新刊を入荷する方法ばかりでなく、桜風堂書店のために一整が以前勤めていた銀河堂書店や当時応援した作家たち、桜野町の住人はもちろんの事、町に関わる人々がこの書店の事を想ってくれます。
現実の書店では、なかなかこう上手くはいかないかもしれませんが、地方の書店ができるだけ生き延びて欲しいと思うのは、私も同じです。
個人的な事を言わせていただくと、小学生の頃に家の近所にあった書店や中学校時代に学校の近くにあった書店、高校時代からは小倉魚町にあった「ナガリ書店」に、とてもお世話になりました。
特にナガリ書店は、小倉でのSF大会「コクラノミコン」のパンフレットをここで目にしたおかげで、初のSF大会参加となり、そういう仲間にも巡りあえました。
ずっと利用していたのに、チェーン店に客を奪われたのか、潰れてしまったのがとても辛かったです。
だからこそ、少なくともリアル書店を利用し続けたいと思っています。
どうか、リアル書店で本を買う楽しみをご存知の方だけでも、できるだけ、お近くの書店で買い続けてください。