こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『すべての神様の十月(二)』小路幸也

2021-12-08 19:54:48 | 読書感想
 
人の近くに何気なく存在している八百万の神様方。

その存在は、家政婦だったり便利屋だったり。

人の中には、神様に恋したり、逆に神様に懐かれる人もいたりして。

この物語の中で私が好きなのは、火災現場に到着する前に、なぜかすべての火事が消えてしまう消防士さんや、地下鉄の<忘れ物センター>の明野さんや、人助けが趣味の仙人さんでしょうか。

神様の中には、人にその存在自体を気づかれない方もいらして。
だからこそ…の行動が、切なくも愛おしく感じました。

おすすめです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする