今回は裏表紙にも載っているせいか、中島敦の『山月記』についての各人の受け取り方が面白く、印象深く読めました。
私は遠藤くんとは逆に、「尊大な羞恥心」と「臆病な自尊心」を持つ李徴だからこそ、彼を虎にした存在から試されているのではと感じました。
尊大で臆病だから、虎という動物としてはかっこよく敵も少なそうな存在であるにもかかわらず、所詮獣という固定観念に邪魔され、今まで軽蔑してきた存在に自分がなっているという事を受け入れられない。
遠藤くんの言うように、強くかっこいい自分を受け入れて楽しめれば良かったのでしょうけど、李徴は乗り越えられなかったと。
あと、学びという面から見ると、このように『山月記』を読み議論する事で、同じ題材から多種多様な意見が出る事に気づくという学びがあると考えられます。
他には『かもめのジョナサン』について、実にしょうもない事を思い出しまして。
多分、リアルタイムで流行った頃だと思うのですが、大人たちが口にしていた駄洒落。
ジョナサンの二人の兄の名前が、かもめのジョナイチ、ジョナニだって。
バカバカしいことはともかく、他にも色々と面白そうな作品が紹介されていますので、ぜひ、お買い求めの上、お読みください。
私は遠藤くんとは逆に、「尊大な羞恥心」と「臆病な自尊心」を持つ李徴だからこそ、彼を虎にした存在から試されているのではと感じました。
尊大で臆病だから、虎という動物としてはかっこよく敵も少なそうな存在であるにもかかわらず、所詮獣という固定観念に邪魔され、今まで軽蔑してきた存在に自分がなっているという事を受け入れられない。
遠藤くんの言うように、強くかっこいい自分を受け入れて楽しめれば良かったのでしょうけど、李徴は乗り越えられなかったと。
あと、学びという面から見ると、このように『山月記』を読み議論する事で、同じ題材から多種多様な意見が出る事に気づくという学びがあると考えられます。
他には『かもめのジョナサン』について、実にしょうもない事を思い出しまして。
多分、リアルタイムで流行った頃だと思うのですが、大人たちが口にしていた駄洒落。
ジョナサンの二人の兄の名前が、かもめのジョナイチ、ジョナニだって。
バカバカしいことはともかく、他にも色々と面白そうな作品が紹介されていますので、ぜひ、お買い求めの上、お読みください。