蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

田舎のモーツァルト音楽祭

2006年10月14日 | 安曇野とその周辺
 【その後画像をご提供いただきましたので、更新記事となります】

碌山美術館隣の穂高東中学校の音楽祭に、一般客として行ってきました
5月26日紹介の「田舎のモーツァルト」のおさらいである。
立派な建物もさることながら、行き届いた前庭、講堂の大きさ、運動場の大きさに改めてびっくり
平成11年から続く東中学校独自の「音楽祭」で、尾崎喜八氏の”孜々として”の精神が生徒に受け継がれてゆくよう企画されているという。
会場には娘さんが招待されていた

 プログラム

二部構成で、第一部は生徒の発表(個人・クラス合唱・全校合唱)
全校生徒による合唱: 混声四部合唱『大地讃頌』(トホホ漢字が難しすぎる)


第二部は豊科出身の作曲家飯沼信義先生の講演とプロによるモーツァルト作曲「ピアノと木管の五重奏曲」の演奏だった

飯沼氏は安曇野や松本の小中高校など多くの校歌の作曲を手がけています
■音を発する要素には
 叩く、こする、吸って吹くがあり、特に吸って吹くというのはきわめて人間的な楽器である
■今回の演奏曲は小品ではなく、第1楽章から第3楽章まで約25分くらいの作品。孜々としての精神で聴いてもらいたい。でも眠くなったらいびきや寝言は遠慮して
などと、生徒をリラックスさせていました。
大人でもマーチのように元気な曲ならまだしも、よほど好きでないとクラシックは眠くなります。しかしザワザワせず、静かに(後ろ座席の数人は居眠りしていましたが)聴いていました
写真左:クラリネット・ピアノ・オーボエ・ホルン・ファゴットの「五重奏曲」
写真右:グループリーダーによる難しいファゴットの紹介
     「ファゴット吹いてる人、演奏会終わったらなんでもいいから質問して!」と呼びかける
ほかにモーツァルトの生きた時代の日本では・・・とかモーツァルトと尾崎喜八氏の共通点などの講話、木管楽器の紹介とソロ演奏など約3時間の音楽祭でした。
孫の出演が終わって帰る人もいましたが、地域の元気なご老人達も生徒の後ろ席で、最後まで静かに聴いていました。

昭和38年当時の尾崎喜八氏の穂高訪問の顛末や、安曇野風景、もし卒業生のなかで音楽や文学の道を志した人があればその後の人生など『田舎のモーツァルト』の題名で、どなたか映画を制作してくれませんか?
『田舎のモーツァルト』  やっぱり響きのよい忘れられないフレーズです

余談1
残念ながら画像は撮影失敗と電池切れでアップできませんでした
(13日の金曜日・・・は関係ありません)
どなたからか入手できればぜひ雰囲気を披露したいと思います
○この音楽祭の運営委員でもあるあずみ野コンサートホールの館長さんから画像をご提供頂きました

余談2
講堂の最後尾で鑑賞していました。隣に若いおかあさんといた坊やが声を出さずに聴いたり寝転んだり、飽きたら静かに外に出たりと、マナーgoodの親子に感心しました
コメント (4)
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