蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

上高地のケショウヤナギ

2007年07月22日 | トレッキング
22日の夜、ヒグラシが啼く。庭のナラの樹だ。
しかしヒグラシって・・・・たしか季語は秋
■梅雨明けず 夏の終わりを 告げるセミ   稚拙川柳でした

さて表題
21日の硫黄岳(八ケ岳連峰のひとつ)トレッキングが雨模様とのことで、中止になった。
荷物が出来楽しみに待っていたので、気になっていた”ケショウヤナギ”鑑賞と洒落てみた
やまたみ登山学校の資料に掲載されており、ネットや図鑑で調べたが詳しくはわからなかったので、百聞は一見にしかず。


ケショウヤナギは北海道十勝川流域とここ上高地だけにしか分布していないそうです。標高1500~1600メートルのほぼ平らな谷が15キロも続くほかに例をみない地形を持っている。そして周囲は3000メートル弱の山々に囲まれ、人間が入って来たのは江戸時代からだという。
昭和2年に日本を代表する植物分類学者中井猛之進が上高地のケショウヤナギを発見した。
初夏に柳絮(りゅうじょ)という現象が見られ、ヤナギの綿毛が空を飛び、また地は雪の積もるがごとく白くなるそうです。
勿論今その様子はみられない。
その代わり山側から梓川に続く川筋が風の通り道となり、吹き上げると葉を揺らし、葉裏の白と緑がグラデーションを描きます。画像がイマイチだなぁ
カメラと三脚を肩に背負った男性に聞くと、今朝はもっと美しかったそうです。撮影のポジションも、彼がわざわざ戻ってきて教えてくれました。それっ今だ!、ヨシヨシそれでいい!とね。横浜からの撮影旅行だそうでした。
左:河童橋5千尺ロッジ前の大木ケショウヤナギ
右:葉裏
余談:雨上がり、川の水の↑色の美しさが見えますか?

予習不足は否めない。今度行く時はゆっくりビジターセンターを見学してみよう。

せっかく来たので標高1500メートルの涼しさを届けます
  明神橋(明神館前から)
   
  清流と霧と苔むす森

水もしたたる いい花々

  かと思えば、役目を終えたイチイの老木

嘉門次小屋の調理場では、生簀の中から役に立つ大きさの岩魚の頭をコツンと叩き
塩焼きの準備にとりかかる(遠くから隠し撮り)
    

河童橋へ向かう木道

木々の間から見える梓川

夏休み最初の土曜日は観光バスラッシュ(バスセンターにて)

こうしてケショウヤナギに連れられ、自宅から沢渡駐車場(マイカー規制)まで細いトンネル、クネクネ林道を一人で車の遠出が出来ました

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コメント (2)
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