蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

腐生植物

2007年07月10日 | つれづれ思うに
単純明快なヤマアジサイ紅


さて耳慣れない----私だけかも----「腐生植物」
知らなかった。生物の授業でたぶん習ったんだろうが、全く記憶になし
山を歩いて初めて見た光合成しない植物。葉緑素を持たないで、他から養分を得て育つ。
左:ショウキラン   右:ギンリョウソウ

つまり人間の吐き出す二酸化炭素で植物が育ち森になり、我々は健康にいいとか、森林セラピーだと恩恵を受けているのだが、彼女達はその活動をしていないことになる。
だからといっていじめたり掘って持ち帰ったりしてはいけない。どうせシャバでは育たないのだからね

光合成とは光エネルギーをつかって水と二酸化炭素から有機物を生み出す植物特有の仕組みである。
そこでそのメカニズムを人間も利用し、人類の食糧危機に生かせないかと研究する人がいるそうです。真面目に・・・。
それに地球温暖化の元凶である二酸化炭素も削減できれば一石二鳥となる
というのです。人間も光合成できればいいなぁと・・・。

では可能だとして私は何を生み出せるかいな?SFの世界だ

腐生植物を見た翌日の朝刊特集に載ってた話で、自身の提起話題ではあ・り・ま・せ・ん
これこそ腐生ブログだと言われかねない

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馬羅尾高原

2007年07月07日 | トレッキング
”ばろうこうげん”と読む。とても高原とは言いがたい
松川村観光協会主催の山歩き。いい具合に曇り時々晴れで午後2時無事帰還しました。
有明山への登山口から不動の滝上まで。
午前7時半標高800メートルで集合し、今回の標高差は300メートルくらいだとおもう。
しかし不覚だった。申し込みの際確認しない私も悪いけど、募集には中級者向きとは書いてなかった。丸木橋は渡るは岩を渡り歩くは、でしんどかった。

滝のそばでホールドアップ
赤みを帯びた花崗岩は大変珍しいそうです

あと一息登ると「オオヤマレンゲ」(拝借写真)
  が見られるというが・・・・。
それを見たさに参加した人もいる。
もう一人の女性とスタッフの3人は不動滝で昼食をとり、一足先に下山し始めました。
たぶんこの女性は私に付き合ってくれたのだと思う。

ここで見栄をはったり無理をすると怪我の元、また全員に迷惑がかかってもいけないので・・・・
ここで分かったことは、思っていたより体が硬い、手足が短いのは岩場を歩くのには不利だということ。
そして思っていたよりバランス感覚が落ちていること。ひたすら歩くなら問題ないが。


■珍しい植物
ショウキラン(鍾馗蘭)
  
Web図鑑から引用すると
葉緑素を持たないで、他から養分を頂いて育ちます。ナラタケ菌と共生する多年生腐生・腐生性無葉ラン
乳白色の茎の先に淡い紅色の花をまばらに付けます
地下茎は肉質の円柱状です。花茎は高さ5~20cmで白色、7~8月ごろ先端に3~7個の淡紅色の花を開きます。温帯域のブナ帯(落葉広葉樹林)にごく少数生育します。

■巨岩ごろごろ
左:ずっと上は霧    
右:行きは必死だったので分からなかったが、振り向くと大きな大きな石舞台がせり出す


ありゃあ、常念登山を申し込んでいるのに、どうしよう?
常念はこれほど過酷ではないよと慰められた
良い意味で未整備な単純明快・荒削りな山歩きコースだ
オオヤマレンゲは咲きかけだがみられたそうで良かったね!

スタッフの皆様お世話になりました
秋の雨引山登山にも参加しようと決意しています
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郵便局まで

2007年07月06日 | 安曇野とその周辺
畦道でもよく見かける花だけど名前を知らない



運動不足気味の体にカツを入れるため、里まで往復2時間かけ郵便局まで歩いた。
2通のハガキを出すために・・・・
細い舗装道路で車の通過は殆どない。あれこれ寄り道写真集

■2~3輪だと寂しいヒメジオンも
左:古い民家をバックに群生しているとソバに見間違える。そばにはまだ早い
右:帰り道、東山方面をバックに、祠まで参加している。好きな風景だ

■新屋の道祖神。小さいのは1759年建立で、紀年名のある双対道祖神としては
 穂高では一番古い、とそばの案内板に書いてある

■珍しい
左:土蔵の壁にツタも悪くない。おやっ頭の上からカッコウの啼き声が聞こえてきた
右:見上げると電線の上で尾を立てアクロバット中。啼く時あんな格好をするんだ

■紅いモミジ。初夏でも紅いモミジは、先日の”ノムラモミジ”で学習済みだから慌てない
葉が極端に細いので”糸”と見当つけて探すと『イトモミジ』だった


■老木
左:杉の老木にパラサイト新葉類(新人類のもじり、無理があるなぁ)
右:なんじゃ、この松は・・・・。本体は相当年代モノに見えるが脇から青々と。かなりのインパクト

■道端にブーケ
左:見慣れない花だけど清楚   右:ルビーのように輝くスグリ

■帰路、林の入口に実のなる木を発見。桑の実らしい。それならジャムか果実酒か
  ↓心配なのでネットから写真拝借して比べる

うん、間違いない!
もう少し黒紫に色づいたら失敬しに行こうかな。その頃にはすでに誰かが採集後だったりして・・・

わずか2時間でも、これだけ楽しませてくれる

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くれない

2007年07月05日 | 庭まわり
世にあじさいの種類は多いと想像する
名所は数々あれど、今一番のお気に入りは、自宅庭

長野県特産のヤマアジサイ「くれない」  

なんにもして”くれない”ではなく『紅』

紅(クレナイ)は、長野県伊那地方で30年前に発見された原産のヤマアジサイです。
紅色のガク咲きで、咲き始めは白く、次第にピンクになり、やがて紅く染まる
最近は長野県だけでなく花屋さんでも見かけるそうです

我が家のはまだおチビさんですが、大切にしっかり育てよう
もともと大きくなる木ではないらしい。
爽やかで奥ゆかしそうで、それでいてけっこう我儘そうなのがいい

  6月22日はまだ白い

  6月27日にうっすらと赤みが

  7月2日には濃いピンクに
そしてトップ画像になりました

大輪の色鮮やかな青や紫のアジサイが苦手なので、このシンプルさに一目惚れです
深紅になる予定ですが、見せたくて見せたくて待ちきれなくて・・・・

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安曇野産ハチミツ

2007年07月04日 | 安曇野とその周辺

ハチミツがいいのは分かっている。紅茶に入れて飲むと爽やかさが違うのも知っている。けどいつもスーパーマーケットで買っていた。
以前から気になっていた佐野養蜂園に寄ってみる。
穂高の市街地にあり採集直売店です。つまり自身で蜜を集めて販売している店。
現在長野県には3軒だけだそうです。
蜜を仕入れて販売する業者はたくさんありますが、それはパッカーというそうです。
パックして販売。なるほど・・・
国産と表示しているが輸入品を混合している可能性はありますね。昨今の報道から想像すると。

創業80年のご主人は3代目で、気さくによくぞ来てくれたとばかり話し始めた。
まず昨年のはあれ
こっちが今年集めたもの。今年は格別の色と透明感と味だよ
これがいい→これを食べてみて→これに決めようと3段活用。
1年に1回しか採れないのだから、だから今こそこれを!
これとは↓これです
  600グラム1650円
高いのか安いのかわからない
パンにつけて食してみたが、あっさり爽やかな甘みでした。
今までのハチミツはもっとどろりと重かったように思う。

安曇野採集とは?
穂高 四賀 生坂地域ほかに松本でも採集しているそうです
アカシヤ蜜は、穂高のワサビ田周辺や犀川河畔のアカシヤの花から採集したものだから、ほんのご近所ハチミツということになる。愛情がわいてくるじゃありませんか

林の中のアカシアの子供  

安曇野のアカシヤ蜂蜜は”全国一の生産量と品質”とパンフレットに書いてありました。春散歩する時、車で通る時に注意して、箱と白いシャッポを被った人を見つけよう
限定品として『そばの蜂蜜』なるものがあります
濃い黒色でクセはあるが、ミネラル分豊富なハチミツだそうです。
採集量に限りがあり300グラム瓶で11月・12月・1月の限定販売ですって

スーパーなどで買うハチミツは外国産と国産の混合が多いそうです。
チューブの生ワサビが西洋ワサビだということにも似る

佐野養蜂園:穂高駅から徒歩4分、西友の隣。電話 0263-82-2065

余談
長野県の採集直販店あと2店は
伊那市御園の小松実治さん
佐久市 桜井養蜂園
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和コロジー

2007年07月02日 | つれづれ思うに
この木なんの木?・・・・イワガラミ(岩絡み)つる性でユキノシタ科です


ミズナラの木の下にたくさんあります。ちょっと目にアジサイ?でも装飾花は一枚だよ

さて和コロジー
新語です。地球温暖化に歯止めをかける取り組みを表す言葉。
日本古来からの”和の暮らし”の中からエコロジー精神を再発見し、現代風にアレンジして生活に生かそうという取り組みだそうな

和なる暮らしとは結局つまるところ”もったいない精神”だと思う。
使えるものは有効に(丈夫なものを何年も使うなら、しっかりした材質でシンプルなデザイン)
要らないものはNOという(最近は減ってきたが、過剰包装を断る)
雨水を貯めて打ち水や花に
生ゴミを減らす(お腹と相談して調理し、食べ残しをしない)
レジ袋をやめて篭やマイバッグ持参で買い物に(レジ袋の有料化はたちまち効果現る)
パーク&ライドで街なかへの車通勤を減らそう。もっといえばジテツウの推進も
車移動は最小限コースにまとめる
日本の気候風土にあった家を、日本の木で造ろう(山を整備し、世界の森林を荒らさない)
etc。。。。。  まだまだきっとある

  買い物必須アイテム
JUSCOのマイバスケットとこっふぇる梅太郎さんちのエコバッグ。せっせとポイント貯めてます

世界規模でなければ片付かなくなっている。そこで「和コロジー」
言い出しべえはMSN(マイクロソフトネットワーク)
協力な推進者はアメリカのアル・ゴア氏。SOS活動と呼んでいる。

この「和コロジー」は、日本人が古くから受け継いできた“和の暮らし”に隠された「エコライフ」のヒントやアイデアをさまざまな角度から紹介し、地球温暖化防止の啓蒙を図るのが目的。
MSNが独自に提案するテーマ、だそうです。サイト内では、エコライフを始めたユーザー1人ひとりが植林することで、参加ユーザー全体で、緑豊かな森林を作るというバーチャル体験し、“自分の木”の成長を見守りながら、森林の仕組みや機能を学習することもできる。

といいながら結局新しいビジネスを手ぐすねひいて待っているフシもかいま見える。
私達はしっかり信念と知恵をもって対処したいもの。

余談
歳を重ねて最近おもうのは
エコロジーは生活観だけでなく生き方そのもの、死生観までも影響していると。
人に対する思いやり、ちょっとした工夫と疑問が知恵を働かせる。知識は必要だが知恵はもっと大切なのではないか。最近ビビッときた言葉は「心根」
さらに全くの余談だが、同じような騙しの犯罪が繰り返されるのは、加害者は悪い、悪いヤツほど頭がいい(悪知恵が働く)。だから私達も被害者にならない知恵を持ち続けたい。がんばったご褒美のお金は大切に守りましょうね。

おまけ
そうこうしているうちに、中房川堤防のイワガラミは装飾花びらが4枚。もう・・・
  一筋縄では片付かない

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第2回ひつじ屋シネマサロン

2007年07月01日 | 安曇野とその周辺
雲あがる

29日(金)の第2回も小雨模様の中。通りかかりの東山方面を望む


今回は木下恵介初監督作品「花咲く港」喜劇仕立てです。
ペテン師二人が南の島に潜入し、純情な島民をだましてお金をまき挙げようとする話ですが、結局は持ち出せず警察の世話になる。
ドタバタではなく素朴で人情味溢れるストリー展開に、途中ひと眠りしてしまった。花咲く・・の意味がつかめなかった。きっと深いところにあるんだろう

第1回より観客が増え差し入れも多くなり、手ぶらの私は恐縮する


河崎義祐さんのトークから
昭和18年作品だから陸軍の承認を得るのは並たいていではなかったはずだ。
木下恵介は5つの顔を持つ
職人、芸術家、商売人(作品はどれもヒットした)、詩人、評論家。これらが多くの作品を生み出した。
美しい言葉に酔ってはいけない。戦争へと向かっていったあの時代。
木下恵介はこの作品では陸軍から大いに結構と評されたが、次回作は難点ありと酷評だった。その後一貫して平和思想を映画つくりに反映した。

ダンディーな河崎氏のトークスタイルはいつもこの姿
  私は密かに”義祐スタイル”と呼んでいる

余談1
本編の原作者菊田一夫の作品でNHKラジオドラマ『鐘の鳴る丘』があります。
モデルになった施設は、鐘の鳴る丘集会所として穂高有明の山の中腹にあります。
余談2
会場から要望が出された映画『何が彼女をそうさせたか』
私はまったく知りません。今風にいえば、この題名はインディーズ系またはフランス映画に似合いそう。
余談3
シネマサロンが大盛況になると会場探しをしなければならなくなる
関係者にとって嬉しい悲鳴となる日が来ることを期待しよう。
次回は9月28日(金)18時~21時 7月8月は休みです
おやべりサロン
小津安二郎監督「戸田家の兄妹」
河崎監督の映画にまつわるとっておきのお話  の三部構成です

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