あっという間に、STARLIGHT TOUR です。 いろいろ出遅れて、 新アルバムの印象もあまり固まらないままライヴへ出掛けます。。 まぁ、そんな自分が 今なにを感じるか、 それを楽しみにして行こうと思います。
フォトは、 特に意味は無いけど、 ここ半年余りの男性シンガーのもの。
上から
Landscape Dream / Abram Shook
吉井さんの SUPERNOVACATION と一緒にこないだ買ったばかり。 オースティンテキサスのSSW。 「ホットチップのアレクシスとダーニ・ハリスンを混ぜたみたい」とか twitterに書いたけど、 もうひとつ山下たつろーさんも加えたい。 80年代的シティポップの雰囲気がありながら、 ブルースでもあり、 60年代フォークぽいアンニュイ加減も。 なんか気になる人、 たぶんヘンな人(笑)と思う。
Hozier / Hozier
言わずもがなのグラミー受賞の ホージア。 まだ何の情報も無い頃、向こうのラジオで Take Me to Church が盛んにかかってて、 凄い歌だなぁ、、と。 詩人の国アイルランドのシンガーらしく、 歌は深く、 音はブルースの重みとソウルのグルーヴと、 すでに玄人の貫禄。 デビュー作でなんでこんな凄いものが作れるのだろうと思いました。
こないだ、 ボナルーで見て、 ギターの巧さとギターへのこだわりも発見。 でも、あのイケメン長身ゆえ、 すごく女の子のキャーキャー声がしてて、 「そういうアーティストなん?」と不思議だったけど、 それも1年もすれば静まるでしょう、、 ジェームズ・ブラントさん同様。 実力ある人だと思います。
Andrew Mcmahon in the Wilderness / Andrew McMahon
この方も、 ネットラジオだったか
Cecilia And The Satellite がとても印象的で。 もともとピアノを弾く人らしいので(経歴はあんまり知らず)、、 全体的にピアノ中心の弾き語り的なシンプルでメロディの良い楽曲を書く人だなぁと。 歌詞はすごくプライベートな私小説的なもので、 それはそれで一つのテーマあるアルバムとして成功してると思います。 クリストファー・オウエンスのリサンドレと似た印象を持ちました。
SUPERNOVACATION / 吉井和哉
吉井さんのEMI時代の シングルカップリング曲を中心にまとめたアルバム。 ジャケが何をかいわんや、 納得ですね。 LA録音の風景がそのまま伝わってくる、 音的にもすごく楽しく、 テッド・ジャンセンのリマスターゆえか ものすごく音も良い。
今まで、 全曲これらも聴いてきたし、 吉井さんはホントに言いたい事はB面で言う?… と思ってきたから、 思い入れも深い曲たちばかりだし、 心から「好き」と言えるまとまったアルバム。
STARLIGHT / 吉井和哉
さて、、 最新作 STARLIGHT。。 オリジナルアルバムとしては、 2011年の The Apples 以来になるのでしょうか。。 その後、 After The Apples のミニアルバムが出て、 ベストアルバム18 が出て、、 (カヴァーアルバムは個人的に余り聴く気持ちではなかったので聴いてない、、 だって昭和歌謡には自分にも自分なりの思い入れがあるんだもの、、 昔、 イーグルス以外のデスペラードなんて聴きたくない、と書いたけど、、そんな感じ。 心狭いワタクシ)
After The Applesのあと、 今度吉井さんが出すオリジナルアルバムが、 自分にとっての「スケアリーモンスターズ」になるのかも、、 と書いたことがあったけれど、、、 少しその感覚は当っていたかも。。(あそこでボウイは一度卒業かな、と)
洋楽で育った自分には 相変わらずクスっとなる楽しさも一杯だし、 マット・チェンバレンのドラム旨いわ~とか、 アラン・ヨハネスやパット・サンスンの変ギターソロが素敵だわとか、、 楽しめる部分は沢山あるのだけれど、、 何と言ったらよいか、、 なぜかどの曲も過去の(モンキー含め)どこかの時点のあの音、にリンクする。。
4年待ったアルバムがこれか、、という気持ちと、 2015に今、吉井さんが伝えたいもの(これ)というものが、良く解らない、、という気持ちが本音かもしれない。 自分がこの1年ほど、あんまり音楽に向き合う時間的余裕の無い生活を送ってきたせいかもしれないし、、。
自分の音楽を模索してたLOVINSON時代と較べて、 すごく外へ向かって発信していることはわかる、、みんなの為、 聴く人の為、の音と言葉であることもわかる、、 ただ単にそれが今の私にとって必要不可欠なものとは少し違っているだけなのかもしれない。 結局、何故音楽を聴くかといえば 自分が欲する音が欲しいだけなのだもの、、 クオリティの高い音楽は事実あって万人に普遍だとしても、 自分を揺さぶってくれるのはその時の自分が必要としている音、、という身勝手なものだから、、 誰のせいでもない、、ね。
、、なんてことを 書きながら、 上の3人と根本的に異なるのは、 吉井さんはロックスターなのだ。。。 だから STARLIGHTなのだ、、と気づいた。
、、では 何を思うか行ってきましょう、、、