星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
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2016-02-10 | MUSICにまつわるあれこれ
、、ごめんなさい 最初に謝っておきます。 ちょっと嫌味な年寄りになります。。

今日のお昼、 The Yellow Monkey の新曲解禁で、 ラジオで一斉OAされるというのを待っている間、、
(… 以下はモンキーにはひとまず関係無い話です …)

ネットでFM局をあちこち回っていて、、そしたら The Band の 「I Shall Be Released 」がかかって、、 選曲したミュージシャンのかたが、 ビッグピンクでディランと共同生活しながらこの曲がつくられたといういきさつを話して、、 そこまではよかったんですが、、

曲の後だったかな…?  「お昼のひとときに…」 「癒される感じの…」 という紹介をしていて、、 (ん~~ ちょっと待って) と引っ掛かってしまったわけです。。 「自分のルーツにある音楽」、、という意味の説明もしていたかな…

、、そんなに深い意味で語ったのでは無いかもしれない。。 でも、、 どうしても引っ掛かってしまいました。 この歌の持つ意味、 この歌が歌われてきた経緯、、 この歌がどんな状況で どんな人たちに歌われてきたか、、 

もちろん 「お昼のひとときに」流してはいけない曲とは言わないけれど、、 音楽の「ルーツ」を大事にしたいと考える プロのミュージシャンであればこそ、 自分が大事にする歌のひとつひとつに対する意識は きちんと持っていて欲しい。 それは全ての日本のロックミュージシャンに願うこと。

 ***

「時」が、 いろんな 毒や、 罪や、 傷や、 痛みを、 時間のオブラートで包み込んで、 甘やかなノスタルジーの悦びに変えてしまうのは、、 少なくとも 大好きな「ロック」の中では止めて欲しいと願ってる。。

こないだ書いた Bowie の 「Heroes」の意味のこともそうだし、、。

なぜなら、、 身にふりかかる「傷」や「痛み」や「毒」にぎりぎりの状態で耐えながら、 その「歌」を頼りに必死で生きている子(あるいは大人)がどこかにいるはずで、、 その子にとっては 歌の「痛み」や「毒」こそが、、 今自分から流れ出ている「血」と同じものだと感じるから、、だと思う。 時のオブラートに包まれた「思い出」なんかじゃない。。。

、、 そこのところに 少なくともロックは脚を据えていて欲しい。。 優しくしてくれるだけの音楽なら、 他にもたくさんあるのだから。。 40年以上聴いてきても、 まだそう思ってる。

 ***



グレン・フライさんも亡くなってしまいましたね。
イーグルスが表紙の↑は、 1976年2月号。 『呪われた夜』One of These Nights が出た後。 うわ、、 ちょうど40年だ。。

水上はるこさんによる、 グレン・フライさんへのインタビューが載ってる。 グレンさんが西海岸に出てきて、 J・D・サウザーや、 ジャクソン・ブラウンのアパートに転がり込んだ頃の話なんかが書かれてて、、

ジャクソン・ブラウンさんは (見た通り)可愛いから、 (女性はもちろん)言い寄る男たちもいて・・・ ですって(笑)




同じ本に、 ディランのローリング・サンダー・レビュー・ツアーの記事も。 
この写真は、 ルービン・"ハリケーン"・カーターの無実を訴えるコンサートでもあった、 刑務所でのライヴの模様。

、、アレン・ギンズバーグも歌っている・・・! 

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