prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「潤の街」

2007年11月14日 | 映画
はっきり作り手が在日であることを明らかにして作って公開したという意味ではパイオニア的な作品。

ただ、ドラマとすると「月はどっちに出ている」「血と骨」が作られ、韓国映画が続々と公開されるご時世になると一昔前の作りだなあ、という気がする。問題そのものが解決したわけではないのに、映画の扱い方が変わるとなんだか問題が風化したように受け取るのは問題ではあるが。少女がいかにも清純、というのも古式豊かな感じ。

指紋押捺は、理屈では知っていても画で見せられるとなるほどずいぶん失礼な話だと思わせる。
(☆☆☆)


本ホームページ


潤の街 - goo 映画