prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「十代 恵子の場合」

2008年04月22日 | 映画
女子高生転落記、というと適当なエロと共に「純愛」とが混ざるのが定番だけれど、その相手がチンピラヤクザというのが約30年前の東映映画らしいところ。
パーティ券を買うのに古本屋で本を売って金を作るとか、「さそり」風のコート姿の姐さんとかスケバン(死語)のファッションとか、風俗的にいちいち時代を感じさせるが、当時としては少しは刺激的だったのかもしれない妊娠とか覚醒剤といった基本は大して変わっておらず、というかお定まりで、どうにもかったるい。

当時とすると「サード」などで見せた森下愛子の脱ぎっぷりの良さに客寄せを期待したのではないか。その点はまあまあなのだけれど、撮り方が妙に遠慮している。
GyaOもDVDでも出ていない珍しいのをよくやったね。
(☆☆★★)


本ホームページ


goo映画 - 十代 恵子の場合