prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

2008年4月に読んだ本

2008年04月30日 | 
prisoner's books
2008年04月
アイテム数:14
人類の月面着陸はあったんだ論―と学会レポート
山本 弘,江藤 巌,皆神 龍太郎,植木 不等式,志水 一夫
04月12日{book['rank']
黒いスイス (新潮新書)
福原 直樹
04月12日{book['rank']
原田眞人の監督術
原田 眞人
04月22日{book['rank']
昭和の劇―映画脚本家・笠原和夫
笠原 和夫,スガ 秀実,荒井 晴彦
04月22日{book['rank']
powered by ブクログ

「ルネッサンス」

2008年04月30日 | 映画

予告編が良すぎる映画には気をつけないといけない、とかねて思っていたのだが、またひっかかった。
実写を加工してアニメ風に仕立てたのって、昔のロートスコープによる「指輪物語」からモーションキャプチャーによる「ポーラー・エクスプレス」まで、キャラクターは誰だかわかりにくくなるわ表情はぼやけるわで、予告編で映像のインパクトだけで見る分にはいいけれど、ストーリーを追っていく長編となるとたいてい飽きる。これもそう。

声の出演がダニエル・クレイグとかイアン・ホルムといった「豪華版」だといっても、実写のモデルになっている役者とは別なのだから、かなりヘン。かといって「ポーラー・エクスプレス」みたいにトム・ハンクス当人がやっていてもやはりヘンなのだが。

画像が凝っている割に、実写の動きに縛られて大胆な動きや省略ができなくてモタつく。わずかに広場や高速道路の透明な天井の上を人々が歩いているあたりが未来世界風なのが目新しいくらい。
道具立てはフィルムノワール風でも、セリフや小道具など細部が生きないから味気ない。パリが舞台なのに英語版というのもムードを壊す。
(☆☆★★★)