本質的にB級アクションなのだから、もうちょっと素直に強い女っぷりを見せればいいのにと思ってしまう。そうなると、敵役の男の方で直接戦う腕っぷしが強くて凄みがあるのが不足。スターは揃っているけれど、年くっているのが多いし腕っぷしの方は?がつく。
あと、リング(あるいはオクタゴン)上ではやってはいけないけれど、実戦という設定なのだからキンタマ攻撃すれば早いのに思ってしまった。男同士の戦いではかえって出せないので期待してしまう。
ソダーバーグは秀才型というのか、27歳の若さでカンヌのパルム・ドールをとって一時アート系に傾倒して失敗してから、適度に通俗性を取り入れて成功したという経歴なのだが、それでも器用さをひけらかしてなんでもできますよというところを見せようとするところがある。
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エージェント・マロリー@ぴあ映画生活
映画『エージェント・マロリー』 - シネマトゥデイ