至るところでくすぐりやジョーク(しょうもないのを多数含む)を散りばめていて、特にいよいよ火星を離れるというところで颯爽と壁にサインしてすたすたと歩き去り、ヘルメットを忘れたのを思い出して取りに戻るのがなんともいえず可笑しい。
ドナ・サマーの「ホット・スタッフ」の歌詞込みの使い方などなるほどミュージカル・コメディ式といっていい。
宇宙が人類にとってまったくの異世界ではなくなってきている感覚の反映とも思える。
絶対絶命と思わせる状況でも怒っても落ち込まないマット・デイモンの何かアンちゃん風ののんきさも可笑しい。
中国の登場は若干引く感じになるが、しかし中国人が見たら「コンタクト」を日本人が見た時のように相当違和感感じるのではないか。
限られた条件でどうやって水を作るか、帰還船を補足軌道まで打ち上げるか、いかにももっともらしくディテールの積み重ねでおよそムリと思えるミッションをやりとげてしまうのが見事。
(☆☆☆★★★)
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