prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ブレードランナー 2049」

2017年11月11日 | 映画
前作では人間と人間ならざるものを(一応)区別するもの、裏返すと人間性というものを生死の感覚に置いてレプリカントの方がむしろ生命を大事にするのではないかというアイロニーを出していた。
今回はそれから月日が経ったのをストーリーに取り込んで生命が次の世代に伝えられていく感覚を扱っていると考えていいだろう。

経過した月日が突然消えてなくなり前作の時と直結した瞬間が何か感動的を通り越してショッキング。続編ができるまでの歳月をうまく取り込んだ。

ヴィジュアルは前作ほどカオスではなくてずいぶん整理された印象。あるいはごった煮的なバイタリティが薄れた、荒涼感が全面に出た世界ということなのかもしれない。

ルトガー・ハウアーほど強力な敵役がいないのは弱い。あといくらなんでも3時間近くは長いよ。
(☆☆☆★)

ブレードランナー 2049 公式ホームページ

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11月10日(金)のつぶやき

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