prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「終わった人」

2018年06月22日 | 映画
舘ひろしが銀行での出世競争に負けて関連会社の専務とまりで定年退職、というのはしかし考えてみると経済的にも再就職の上でもかなり恵まれた境遇なのはひっかからないでもないが、一方で恵まれていても埋められないものがあるのはわかる。

小人閑居して不善を為すではないが、もっとろくでもないことに手を出す半年寄りはいくらもいるけれど、そういうのをネタにしないのは甘いとも言えるが娯楽映画としての見識とも思える。

舘ひろしだと恰好つけてもおかしくないし、格好つけてずっこける落差で笑わせるのもわかる。東大出には見えないが。

広末涼子がマドンナ的役柄なのかと思っているとこれはこれでまた結構ずっこけているのがなかなか可笑しい。

黒木瞳の奥さんと元の鞘に戻ってめでたしめでたしという展開になりそうでずらしているのはさすがに日本でも時代が変わっているのでしょう。
(☆☆☆★)

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6月21日(木)のつぶやき

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