薬丸岳原作らしく倫理的で簡単に割り切りない、というより本質的に解決はないモチーフ。
瑛太が初めの方で事故が起きるのをじいっと妙に落ち着いて見ていたり、暴力を振るわれてけたけた笑ったりしているあたり、どこか人間が壊れた感じをよく出した。
生田斗真の控え目な友情を感じさせる芝居と共にダブル主演ぶりは良かったけれど、周囲のキャラクターの描きこみのバランスをとるのが難しかった感あり。
「アントキノイノチ」でもそうだったが、瀬々敬久監督はピンク映画出身の割りにというか、だからからなのか一般映画でAVを見聞きする人間や出演する人を扱う時に妙に慎重になる気がする。
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