prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
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「スターリンの葬送狂騒曲」

2018年09月06日 | 映画
笑えない喜劇という形容がぴったり。
スターリンその人がどんな独裁を敷いていたのかは具体的に描かれていない分、幻影に怯えていた反動でタガが外れて何でもありだらけの浅ましいカオスっぷりから、むしろスターリンの本質的な臆病さ凡庸さと知性の欠如が照射されるよう。
独裁というのは恐怖と卑劣さから来る、というのがありありとわかる。本質的な統治能力を欠いているからこそ独裁を求めるというわけだろう。

ここに出てくるどいつが天下をとっても、また独裁が再生産されるだけというのは明白。

英語でやっているのだがこれがソ連に限った話ではない、どころかすぐ目の前で展開している既視感を覚える。

「スターリンの葬送狂騒曲」 公式ホームページ

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9月5日(水)のつぶやき

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