転生とタイトルについているように400年前の架空の王国の王女と生きながら伝説の勇者になっている近衛隊長の身分違いの恋、それに横恋慕する軍司令官との三角関係がそっくりそのまま現代に転生して、二つの話が平行しながら描かれていく。
冒頭、ものすごく高い崖から転落する姫とそれを追って飛び降りる勇者の指先が触れそうで触れない、というイメージが現代になると勇者の生まれ変わりの男が宿命の相手であるやはり王女の生まれ変わりの女の子の指先が触れると稲妻のようなものが走る、という形で再現する。
触りそうでなかなか触らない、という気の持たせ方がインド映画のラブシーンの趣向にアレンジを加えた恰好。
現代と伝説とを、伝説は冗談みたいにロマンチズムたっぷり、現代はベタなギャグ混じりというのを平気で行き来するセンスがちょっと想像を絶する。
王国の場面の壮大さ、アクションシーンの迫力はなるほど「バーフバリ」のつながる。というか、これだけ見てもすでに十分すぎるくらいとんでもない。
軍司令官とその生まれ変わりのえげつないまでの悪さが実に徹底している。
百人斬りというのはどこの国でも考えるものらしい。
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