prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「パディントン」

2019年01月05日 | 映画
先に見た二作目が素晴らしかったのだのだけれど、この一作目もとてもいい。CG技術的にすごく高度なことをしている一方でキャラクターのモフモフ感だけでなく異物との軋轢とそれを乗り越えることというドラマの基本がきっちりしている。

舞台になるブラウン一家の屋敷がらせん状に四階くらいまでやたら高く伸びていて、壁に描かれた木が本物の木と同様に葉が散ったりまた新しく芽吹いたりする表現がしゃれている。

壁に向かって真正面を向いたアングルから横移動して壁を通り抜けたりするカメラワークでセットをモデルハウスのように見せるのと、本当のモデルハウスに寄ると中の人が動いていていつの間にか本当の家になっているといった錯覚を巧みに織り交ぜている。

二作目ではあまり描かれなかったブラウン一家のキャラクターの描きこみとどうやってパディントンが一家の一員になったか描かれているので後から見たことでパズルのピースがあてはまったようで気持ち良い。

「パディントン」 - 公式ホームページ

「パディントン」 - 映画.com


1月4日(金)のつぶやき

2019年01月05日 | Weblog