prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ブルー・ダイヤモンド」

2019年09月07日 | 映画
キアヌ・リーヴスにはときどき(というか、かなりしばしば)何で出たのかわからないような主演作があるけれど、これもそう。

予告編からは「ジョン・ウィック」シリーズに類するキアヌのアクションものかと思ったら、なんとアクションは予告編に出てくるのがほぼすべて。

キアヌはロシアのヤバい連中と高価なブルー・ダイヤモンドの取引をしているのだが、調達相手が突然失踪してしまってブツを調達できなくなり、金をもう用意してある相手に脅され二日以内に見つけて持ってくると約束する。

当然、急いでダイヤのありかを発見すべく奔走するのかと思うと、のんきに酒場で呑んでいるうち近くの酔っ払い二人組が高歌放吟しているのを注意したらケンカになりかけ、なんとか酔っ払いたちが出て行ったら酒場を切り盛りしている(一応)美人のアナ・ウラルにあいつら勘定を払わず出て行ったと言われてその分も払う。外に出たら酔っ払いたちが案の定襲ってくるので当然返り討ちにするのかと思うとやられてしまうのにアレ?となる。

で、そのアナの家に運ばれて介抱されるあたりからだらだらしたロマンスが展開することになるのだが、ダイヤはどうしたかというと調達相手が投宿していた部屋を探したら勝手に見つかってしまうという安直さ。

その後、はっきりしない話が続いて、キアヌが恰好いいところを見せそうなのに見せないという意図がよくわからない展開になる。
ベッドシーンがぶつ切れ気味に挿入されるのも興を削ぎ、やっとおしまいになってドンパチになるが、これもなんだかすっきりしない。

「プリティ・イン・ピンク」などで一世を風靡したこともあるモリー・リングウォルドの名がタイトルに出てくるのだが、どの役なのかよくわからない。ギャビーという役名だが、ホテルのフロントかなあ。






9月6日のつぶやき

2019年09月07日 | Weblog