prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「国家が破産する日」

2020年12月12日 | 映画
IMFが作るのは貧富の差が広がり、労働者を簡単に馘首できる、つまり新自由主義が支配する世界だというセリフが痛烈。もちろん日本も追随している。

エリートたちが物事をなあなあにして上におもねり下を恫喝する、IMFに抵抗するのをやめ、国を売り渡す方を選ぶ高官の姿はあまりに身近でありすぎて気持ち悪くなる。

ヒロインが権威主義的な男社会と戦う女性というのはどこまで事実なのか判らないが効果的。