還暦過ぎのアクション・スターことリーアム・ニーソンもいつの間にか無双感という点ではトップになったのではないか。
身体は大きいけれどシュワルツェネッガーほど特別な体格でもないのだが、ぬーっとしていて、およそ負けるとか危ないという感じがない。
危ない真似をしてハラハラさせるというより危ないはずのことをしていても安心して見ていられる。
「アンノウン」「フライト・ゲーム」「ラン・オールナイト」に続くジャコム・コレット・セラ監督との実に四度目のタッグだが、乗り物ものとしては「フライト・ゲーム」の線。
危ない真似をしてハラハラさせるというより危ないはずのことをしていても安心して見ていられる。
「アンノウン」「フライト・ゲーム」「ラン・オールナイト」に続くジャコム・コレット・セラ監督との実に四度目のタッグだが、乗り物ものとしては「フライト・ゲーム」の線。
ミステリ的趣向を混ぜての列車アクションだが、カメラワークがデジタル技術を併用して自在に限られた空間を移動してまわるのが新味。
車窓の外から光がしきりと射しているのだが、セットで撮っているのは明らかなので、作り物の光、それもデジタル製だろう。
アクションで大きな見せ場が済んでいるのにまだ小さなサスペンスを仕込むのは蛇足感が強いのは残念。