悪役があからさまにドナルド・トランプなのだけれど、比べると卑劣さ嘘つきぶりがまだ甘いわけで、あれくらいで反省するようなタマかと現実のトランプが混ざってしまうのは良し悪し。
核心になる願いをかなえる石の扱いが混乱していて、どういうルールで働くのか、そのルールを悪役がどう裏をかくのか、というあたりがあれ?と考え直して整理する必要が出てくるのはちょっと困る。
もうひとりの悪役というか、あこがれ転じてダークサイドに落ちるバーバラ役の最後がどうなったのか次に続くにしても曖昧すぎ。
空を飛ぶのに初めはジェット戦闘機を使うのが、ムチを使い、ついには風に乗って飛ぶクリストファー・リーブ版のスーパーマンをあからさまに思わせる飛行ポーズに至るのが、ストレートなヒーローイメージを体現する。
最初の方に出てくるテレビがSONY製というのが、いかにも1984年。