邦題からは「清貧のすすめ」みたいなのか(古いね)と思っていたが、実際に映画を見ると、ウルグアイが南米にあり、チリやアルゼンチンの近くにあったことが改めてわかる。
つまり、アメリカが糸を引いた軍事クーデターにより今では世界を席巻している新自由主義経済の実験場となった地域で政治犯として投獄された、というのは昔なつかしい清貧ではなく、これからの市民と貪欲と独占の大資本との戦いを先取りしていたということ。
監督でインタビュアーのエミール・クストリッツァにしても分裂した小国の出身で、大国や大資本のエゴイズムはイヤというほど知っているはずで、ほぼ頷いて聞いているだけで自然に共鳴するものがあるように思える。
つまり、アメリカが糸を引いた軍事クーデターにより今では世界を席巻している新自由主義経済の実験場となった地域で政治犯として投獄された、というのは昔なつかしい清貧ではなく、これからの市民と貪欲と独占の大資本との戦いを先取りしていたということ。
監督でインタビュアーのエミール・クストリッツァにしても分裂した小国の出身で、大国や大資本のエゴイズムはイヤというほど知っているはずで、ほぼ頷いて聞いているだけで自然に共鳴するものがあるように思える。