性に対する相談者を扱ったドキュメンタリーだが、アメリカでも日本でもレーティングはG、つまりディズニーと一緒。
エイズに対する偏見との戦い、合意と相手に対する敬意を持つことの大切さ、「ノーマル」なセックスなどないなど、かなりの程度常識になった(しかし頑強に否定する者は未だに少なくない)性意識の啓蒙に尽力というにはあまりにリラックスしたように見える調子で伝えていく。
とっぴな連想だが、日本の映画における淀川長治さんを(すごく身体が小さいところも)思わせたりした。
イスラエルに来た時ドイツ名カローラは危険だとミドルネームのルースを使うようになったというのが、名前と自己同一性との関係の抜き差しならなさを教える。