prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

11月7日のつぶやき

2019年11月08日 | Weblog

「フッド ザ・ビギニング」

2019年11月07日 | 映画
考えてみると、ロビンフッド物語自体それほどおなじみというわけではないので、フッドが領主の出身で自作自演を繰り返すというのが眼目の新解釈と言われてもあまりピンとこない。

弓の速射ややたら強力な重機関銃ならぬ重弓連射機といった感じの銃を弓に置き換えたような木製メカが新工夫。
至近距離でも弓で仕留めるという立ち回りはスピーディーだし目新しいけれどかなり無理やりな感じもする。これも拳銃の近距離の撃ちあいのアレンジだろう。

毎度のことなのだけれど、いったん話に決着がついた後で続きへの伏線張るのやめてもらえないかなあ。すっきりした気分に水をさされる。
PC上の配慮もつけ落としなく入ってます。




11月6日のつぶやき

2019年11月07日 | Weblog

「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」

2019年11月06日 | 映画
ソ連のT34対ナチスドイツのパンターといったら戦車の大スター共演みたいなものではないか。

ミリタリーものの知識はごく乏しいせいか、画面が暗いののと演出が敵味方の位置関係の把握と提出にもうひとつ明快さを欠くものでどっちがどっちだか見分けがつきにくくて困ったが、至近距離での砲弾の撃ち合いで超スローモーションとCGの併用でどう装甲を貫いたかあるいは跳ね返されたか、どれほどギリギリのところで勝敗が決まったかをフェティシュなまでに執拗丹念に描いているのは見もの。
音響効果がまたなんとも凄まじい。

製作にソ連時代からの芸術派監督だったニキータ・ミハルコフが名を連ねているのが妙な感じ。まあソ連以前のロシア時代からのエリート家系の出だというから、適応力も高いのだろう。

主演のアレクサンドル・ペトロフがタルコフスキー映画の常連アナトリー・ソロニーツィンをもう少し優男にしたような男前、ヒロインのイリーナ・ストラシェンバウムがまたわかりやすい美人でロマンスの描きかたがまたわかりやすい。

ドイツ軍の敵役のビツェンツ・キーファーとの男同士の意地の激突といった描きかたもソ連時代の政治的な臭みが抜け、ほとんど少年マンガの域に入っている。




11月5日のつぶやき

2019年11月06日 | Weblog

「英雄は嘘がお好き」

2019年11月05日 | 映画
嘘をつくのは英雄ではないし、第一英雄ですらない。
「シラノ・ド・ベルジュラック」のアレンジみたいな感じもあるが、初めについた嘘から引っ込みがつかなくなるプロセスが意地が悪いと共にぎくしゃくしていて乗りにくい。

キャラクターがシーンによってバラバラに変わっていて見ていてどうつきあえばいいのか当惑するところがある。
コスチュームプレイとしての魅力はまあまあ。





11月4日のつぶやき

2019年11月05日 | Weblog

「ブルーアワーにぶっ飛ばす」

2019年11月04日 | 映画
女二人のバディものにしてロードムービー、なのだけれど何だか移動しながらキャラクター同士のケミストリーが進んでいくといったあるべき「型」をおよそ生かせてなくて、よく言われる型破りが外れて型なしになった、どう挨拶すればいいのか困る一編になった。

それぞれのキャラクターがどういうのか夏帆には設定だけあって、シム・ウンギョンには設定もなくて、かといって背景不明という設定にもなっていない。ウンギョンの「新聞記者」(撮影はこちらの方が後)の日本語のセリフには違和感がなかったのだが、ここでは日本語の巧拙以前にやりとりになっていない。
だからだべっていてもシーンが動きようがない。

ときどき時制を細かく前後させる技法を使っているのだけれど、なんでそうしたのか、画面に変化をつけるくらいの機能しか果たしていない。

入院中の祖母を見舞うシーンなどそれ自体はいいのだけれど、文脈に乗っていないので置きどころをなくしている。







11月3日のつぶやき

2019年11月04日 | Weblog

「スペシャルアクターズ」

2019年11月03日 | 映画
「カメラを止めるな!」の大成功の後ではなにやっても、つまり成功の要因を繰り返しても外しても批判されるのは免れないので、何か言う方も難しい。

ただ無名の役者を使うのはいいけれど、画面の安さは気になった。おかしなもので役者であることはわかるので観客に対するひっかけは二度繰り返したら効果を失う。

エンドタイトルで監督が自ら宣伝プロデューサー(だったっけ)を担当したと出るのが、「この世界の片隅に」の片渕須直監督の驚異的なマメさのリツイートを思い出し、監督はこうもやらないといけないかと思った。




11月2日のつぶやき

2019年11月03日 | Weblog




「イエスタデイ」

2019年11月02日 | 映画
数々のビートルズナンバーが作中にふんだんに流れるが基本カバーで原曲は権利が高すぎるのか避けている。
昔の「サージャント・ペパーズ」という「トミー」「サタデー・ナイト・フィーバー」のロバート・スティグウッド製作でビージーズ編曲主演でビートルズのナンバーで全編を埋め尽くした音楽映画があったが、アレンジをあまりいじらず床の間に置いている感じなのは同じ。

それでもあれを連打されたら現代の人気ミュージシャンでも自分はモーツァルトに対するサリエリだと言いだすのも無理はないと思わせる。

リリー・ジェームスが男の側から愛してると言わせたい女の子役で可愛いらしく、今どきちょっと古い感じもするが、男の方が有色人種というのが気後れさせているのだろうと思わせるのが上手いところ。




11月1日のつぶやき

2019年11月02日 | Weblog

2019年10月に読んだ本

2019年11月01日 | 
読んだ本の数:17
読んだページ数:4952
ナイス数:0

読了日:10月03日 著者:アンリ トロワイヤ




読了日:10月03日 著者:Heatin' System




読了日:10月03日 著者:信濃川 日出雄




読了日:10月04日 著者:伊藤 計劃




読了日:10月04日 著者:伊藤 計劃




読了日:10月05日 著者:春日 太一




読了日:10月06日 著者:戸川 幸夫,矢口 高雄




読了日:10月08日 著者:村上 もとか





読了日:10月08日 著者:村上 もとか




読了日:10月08日 著者:ニコ・ナルディーニ





読了日:10月11日 著者:山口 周





読了日:10月16日 著者:星里 もちる





読了日:10月16日 著者:手塚 治虫





読了日:10月18日 著者:京須 偕充





読了日:10月18日 著者:高田かや





読了日:10月31日 著者:小野 俊太郎





読了日:10月31日 著者:さいとう・ たかを


10月31日のつぶやき

2019年11月01日 | Weblog