今日のフォト。 阪堺電車(チンチン電車)、大和川鉄橋を通過。
夜明けの大和川には、ドラマがある。
写真展が終わって、新しいおもちゃを見つけた子供のように
今度は、早朝の大和川へ通い始めた私。
ウイークデーは、この時間帯(AM5:30~AM7:00)
なかなか家を空けられないので、休日に出かけることが多い。
午前5時55分、浜寺駅前から来た阪堺電車が
大和川の鉄橋を通過する。 この時はまだ真っ暗。(11月13日)
6時11分。
少し視界が開けてきました。
休日の朝、街はまだ眠りの中。
白い車体が、映える。(大和川鉄橋)
朝焼けが始まりました。 東の空は雲がかかっていて、昇る太陽は拝めません。
鳥が西から東へと移動してゆく。
振り向いて、鳥が飛んできた方向、西の空を何気なく見上げると・・・。
十六夜の月が顔を見せていた。(11月13日、AM6:22撮影)
急いで、阪堺電車の大和川の鉄橋を西から東へと移動して
大和川の河川敷まで駆け下りて、十六夜の月と阪堺電車を撮った。
太陽は臨めそうにないし、今日はこれで帰ろうかと思った瞬間・・・。
東の空から、太陽が顔を見せ始めた。
大和橋にいた私は、今度は反対側(北側)の河川敷に下りた。
チンチン電車(阪堺電車)よ、早くこの鉄橋を渡れ。
早く、早く、早く。
太陽が雲に隠れる。
この電車が通過したのは、太陽が顔を見せ始めて6分後。
今朝は、二上山(にじょうざん・奈良県・大阪府)の少し南からのご来光。
来週には、二上山の山と山の間に、太陽を拝めるかもしれません。
朝が来ました。 ウオーキングの人たちが、多くなってきました。
今朝の撮影は、終わり。
この日、太陽が出た時、大和橋の上にいた。
低い位置に雲があって、昇る太陽を遮っていた。
ところが・・・・ 数分後に奇跡が起きる。
「会心の1枚」を撮ろうと・・・・
河川敷に下りて、露出を定め、電車が来るのを待った。
阪堺電車が、この太陽を飲み込むような瞬間を 撮りたいと思った。
2分後、電車は通過したけれど、太陽は雲の間に隠れた。
素晴らしいシルエットと、朝焼けの余韻を残して。
写真は、時間が勝負。 朝陽が昇る、ほんの数分間が狙い目。
その時間帯に、この鉄橋を通過する電車は、せいぜい2本。
気持ちを研ぎ澄ませ、全神経を集中させて、待たなければいけない。
自然が与える条件も、考慮に入れて。
写真を撮ることは、とても孤独で、忍耐強くなければいけない。
ひたすら辛抱強く待ち、何度もチャレンジすることを忘れてはならない。