
今日のフォト。
奈良県大和郡山市・矢田寺の参道。
紫陽花寺の名をほしいままにする 矢田寺に行くには
参道にある200段の階段を 上って行かなければいけません。
石段を上がりながら振り向くと、奈良の市街地が眼下に広がる。
上がるにつれて、眺望が開けて来るから、後ろ向きにあがりたいくらい。












今週、ようやく、紫陽花を撮りに行って来ました。
「矢田のお地蔵さん、今年も来ましたよ。」

200段の階段を上って、デコボコ道を歩いて、ようやく本堂が見えてきました。
ここで1日のエネルギーの3分の1を使い果たしようなしんどさです。(笑)
60種、1万株の紫陽花が、7500坪の境内を埋め尽くす。
矢田寺の最も美しい花の季節は、6月です。

矢田寺は、平安時代に、地蔵菩薩の信仰が盛んになり、境内のいたるところに
穏やかな表情のお地蔵さまが立ち、「矢田のお地蔵さん」と信仰を集めている。

矢田寺に紫陽花を植え始めたのは、今から約40年前。
境内にあった、たった1本の紫陽花を増やしていったらしい。

花の丸い形は、地蔵菩薩が手に持つ宝珠に例えられ
花の色が変化する様子は、仏教の「無常」にも通じるという。

六月・・・・
丘陵に広がる紫陽花は、雨をくぐる度に、つぼみが膨らみ
やがて満開となり、矢田の舞台で、七色を操(あやつ)る。

つくばいに、我が身を映して、花たちは、互いに「きれいだ」と、称えあう。

昔から「七変化」と呼ばれる紫陽花。
お地蔵さまも、色とりどりの紫陽花を楽しまれているようです。

恵みの雨を受け、日ごと色を変えてゆく紫陽花は
日本の侘びた風景にこそ、よく似合う花です。

日よけ用の手袋をしていたのに・・・
その上からやぶ蚊に刺されて、失神しそうでした。 撮影も命がけ。(笑)

絶対に、虫よけスプレーが必要です。
暑いし、蚊に刺されるし、これからの写真(花)撮影も、大変です。

明日は、マクロ撮影の紫陽花で、メルヘンの世界をお楽しみくださいませ。