利休にたずねよ

今日のフォト。　「利休にたずねよ」を観てきました。



１２月は、この映画１本しか、観れませんでした。
正月休み、観に行くぞ～。（笑）









　　 　　 　 　　 　 　　 　












私が　額（ぬか）ずくのは、美しいものだけでございます。
第１４０回、直木賞受賞作品。












千 利休＝市川海老蔵。　　宗恩（妻）＝中谷美紀
織田信長＝伊勢谷友介。　　豊臣秀吉＝大森南朋。　　武野紹鴎＝市川團十郎。












「茶聖」と称えられ、時の権力者をも恐れさせた至高の芸術家・利休。
映画は、利休切腹の朝から始まった。












美への情熱。　利休の美の原点は、秘められた恋にあったという仮説で描かれている。












海外では、日本の美を表現する映画として注目を集め
第３７回モントリオール世界映画祭、最優秀芸術貢献賞を受賞した。












利休が求める美に驚かされ、物語にのめり込んでゆくのは、このシーンから。
満月の夜、家臣がずらり鎮座する中、信長は芸術作品の品定めをしている。












遅れて参上した利休は、黒い盆を差し出す。　何の飾り気もないただの盆に
家臣たちは、「このような品を　殿にお見せするとは」と、嘲笑する。












利休は、縁側へと進み、障子を開けると、満月が煌々と輝いていた。
懐から、水筒を取り出し、盆に水を注ぐ。



信長は、笑みを浮かべ、袋いっぱいの金を利休に与える。
うさぎが描かれた盆の上の水面に、揺れる満月が輝いていた。












今年２月に亡くなった、市川海老蔵の父、市川團十郎さんが、この映画で
利休の師匠、武野紹鴎役で出演されている。　
わずかなシーンだが、最後の親子共演となった。












茶を点てるシーンが幾度となく出てくるが、どのシーンも海老蔵なりの美学で演じ
美しくも哀しい立ち振る舞いが、琴線に触れてくる。









２０１３年、心に残った映画ベスト３









「そして父になる」　２０１３年９月上映。　カンヌ国際映画祭、審査員賞受賞作品。
監督＝是枝裕和。　福山雅治、尾野真千子。












「謝罪の王様」　２０１３年９月上映。
脚本＝宮藤官九郎。　監督＝水田伸生。　阿部サダヲ、井上真央、竹野内豊。













「フライト」　２０１３年３月上映。
監督＝ロバート・ゼメキス。　デンゼル・ワシントン、ジョン・グッドマン。









ちなみに・・・２０１３年、心に残ったテレビドラマベスト３









「半沢直樹」　２０１３年７月スタート。　ＴＢＳテレビ。
堺　雅人、上戸　彩、及川光博、香川照之。












「あまちゃん」　２０１３年、ＮＨＫ連続テレビ小説上半期で放送。
能年玲奈、宮本信子、小泉今日子、橋本　愛。












「ガラスの家」　２０１３年９月スタート。　ＮＨＫドラマ１０
井川　遥、斎藤　工、藤本隆宏、永山絢斗、菊池桃子。






テレビはあまり観ないのですが、この３本だけは、ハマりました。
来年も、いい映画＆テレビドラマに出会えるといいなと思います。