マドンナのナイショ話

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御田植神事(住吉大社)

2017年06月19日 | イベント・行事



今日のフォト。 6月14日、住吉大社の御田植神事に行って来ました。


写真は、有料観覧席から手持ちで撮りました。






            









御田中央舞台では、八乙女(やおとめ)たちが舞を奉仕し
替植女(かえうえめ)たちが、御田に早苗を植えて行きます。









ひーさーい (おひさしぶりです)
ひゃーたまえ (いやぁ、おめでたい)
ひゅーとー (いやぁ、お国入りお国入り)
と、供奴(ともやっこ)が、掛け声をかけながら歩いて来る。(写真左上)


続いて、太田主(おおたぬし)、植女(うえめ)、稚児(ちご)と続く。


植女は、第一本宮で授与された早苗を持っている。
萌黄色の地に、松に雀の模様のある水干をまとい
花笠は萌黄色の薄絹張り、筒状の中に菖蒲と草綿の造花をさしている。









斎牛が、御田に入りました。
背に赤い飾幕を掛け、草綿の造花をつけています。
今では珍しくなった、牛の代掻きは、日本の農業の原風景です。









御田植神事に奉仕する神聖な牛で、兵庫県三木市で
育てられる但馬牛で、例年メス2歳が奉仕する習わしがある。









博労(ばくろ)の介助によって、代掻きが行われます。
馬鍬(まんが)を牽いて、土を細かく裂き、苗を植えやすくします。









御稔女(みとしめ)が、舞台で舞を奉仕する。
舞の中盤で、龍神の天冠を付けました。
神田代舞(みとしろまい)は、雨乞い祈願の龍神の舞です。









舞台では、風流武者(ふうりゅうむしゃ)が
刀や扇を用いて、風流の所作を行う。









斎牛は、黙々と代掻きをし、替植女(かえうえめ)は、早苗を植え付けてゆく。









御田の周りでは、武将や雑兵たちが棒打合戦をする。









代掻きが終わった斎牛がやってきました。
ご奉仕、本当にお疲れさまでした。









最後は、田植踊(たうえおどり・写真上)をし、
住吉踊(すみよしおどり・写真下)で終わる。
御田は、すっかり早苗が植えられました。









住吉大社の御田植神事は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。


住吉大社では、いろいろな神事が行われますが
なかでもこの御田植神事は、盛大かつ素朴で、古風を残しています。
今年も秋の豊作を祈る。






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