
少し日にちが過ぎてしまいましたが、2月17日(土)に
ミュージカル「マリー・アントワネット」を観て来ました。
これは1979年、遠藤周作が56歳の時の著作
「王妃 マリー・アントワネット」を原作としたミュージカルです。
遠藤周作は11歳でカトリックの洗礼を受け
真摯なキリスト教文学者でもあります。
遠藤文学にみる「神の存在」を織り込んだ視点から
描かれたミュージカルでたいへん興味深いものでした。

脚本 ミヒャエル・クンツェ
音楽 シルヴェスター・リーヴァイ
マリー・アントワネット 涼風真世
フェルセン 井上芳雄
ルイ16世 石川 禅
ボーマルシェ 山路和弘
オルレアン公 高嶋政宏
カリオストロ 山口祐一郎
マリー・アントワネットの時代
パリはこの世で最も美しい街でした。
モーツアルトやグリュックの曲を歌い
さまざまなファッションを着飾った美しい女たちが
パリの街を練り歩いていた頃。

けれど1789年7月14日、シャン・ド・マルス広場に
20万人の群衆が集まる。(バスティーユ襲撃)
恐怖がパリに襲いかかる。
そしてマリー・アントワネットの運命は急変してゆく。
このミュージカルは1793年10月16日
コンコルド広場でマリー・アントワネットが処刑されるまでを
臨場感溢れる壮大なスケールで描いています。
まさに時代に翻弄された悲運の王妃の生涯を
観客に十分満足させながら観せてくれました。