小雨、22度、88%、シグナル1
岩手からの卵が、香港で売られていました。日本の卵は、地元のもの、アメリカ、タイ、マレーシアなどのほかの輸入の卵と比べたら遥かにお高いのです。時折、家人がどうしてもと所望なさる時以外は、買いません。しかも、日本国内の卵の高騰もあって、高すぎる日本の卵は、日系のスーパーからも姿を消していました。
珍しく日本の卵が、棚にたくさんあります。しかも、そんなに高くありません。思わず手にして、かごに入れました。卵ですから、ほかのものの一番上に載せ、お店をぐるぐる回っているうちに、”岩手”の文字が急に目に入りました。
岩手からの卵とは知らずにかごに入れていたのです。普段売られている日本の卵は、福岡、北海道から来ている卵です。地震の被災地からの農作物が、香港で売られているのをほとんど見ることがありません。急に、うれしくなって、卵の棚に戻りました。値段が、あまり高くないので、地元の人も買って行っています。香港の人たちが、日本の食べ物に寄せる信頼度は高いものがあります。ただ、お値段が高すぎるとよく聞きます。ちょっと高いぐらいなら、買って行くのです。
家に帰って、 この紙を出してよく読みました。初めて、卵のこうしたものをしっかり読んだように思います。岩手県岩手郡岩手町第一ポトリーリーファーム、で梱包されたものです。Lサイズは64グラムから70グラム未満、卵の計量の責任者は、古川愛樹さん。
私は、被災地の3県を訪れたことはありません。岩手郡岩手町を地図で確かめました。ずいぶん、内陸部に位置しています。紙には、山の絵が描かれています。これは、岩木山でしょうか?
沿岸部のみならず、この地方の人たちは、ご苦労が多いと思います。せめて卵やお米を買うぐらいしかできません。以前の生活に、少しでも早く戻ることを祈っています。
今朝は、おいしい卵かけご飯です。ありがたくいただきます。