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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

春の種蒔き 1

2014年02月09日 | 日々のこと

雨、16度、90%

 旧正月前から、例年になく暖かな日が続いていた香港です。やっと、寒さが戻ってくる様子、それでも気温が10度を下ることは、年に10日もありません。3月を過ぎると、気温の上昇は目覚ましく、あっという間に夏に突入してしまいます。

 日本では、5月の連休の頃に種を蒔くハーブなども、ここ香港では4月に入ったらすぐに蒔かなくては、発芽した段階で、暑さにやられてしまうことがあります。別の見方をすれば、1年中種を蒔くことが出来るとも言えます。たとえば、プランターに種を適当に蒔いて、放っておいても、忘れた頃に芽が出て来る、いえ、発芽に適した温度になると芽が出てくることもあります。自然界の人手がかかっていない植物は、そうして子孫を作るのですから、効率さえ考えなければ、自然に近い状態で種蒔きをするのがいいのかもしれません。

 昨年末、友人が3つの種を送ってくれました。彼女の家の周りは、夏ともなれば百花繚乱、ご家族で手をかけた植物から自然の植物まで、花の話をすればそれだけで1日が終わりそうなくらいです。そしてまた、彼女の植物に詳しいことには、驚くばかりです。送ってくれた種は、もちろん庭のものを彼女自ら採ってくれたもの、「フウセンカズラ」「コリウス」「ハゼラン」。

 送っていただいたとき、お礼の電話と一緒にいつ蒔いたらいいのか聞きました。案の定、自然に落ちますからねえ、とのお返事。彼女は我が家の土面積が狭いこともご存知です。鉢の余白にパラパラと昨日蒔きました。一昨年山から採って来たオジギソウの種は自然に鉢のどこかに落ちています。おじぎ草の新芽は解りますが、「フウセンカズラ」「コリウス」「ハゼラン」の新芽は知りません。そこで、ウェッブで調べました。初めての植物の種蒔きは不安が伴います。そのうえ、待ち遠しいので何度も何度も鉢を覗き込む私です。

 今晩から、香港も冷え込みます。種を送ってくれた彼女の家の周りは、深い銀世界のはずです。雪かきをしながら待つ春、大地から自然に芽吹く物たち、真っ暗な香港のビルのジャングルを横目に、そんな彼女の生活のお裾分けを大事に見守ってみましょう。

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