チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

香港マラソン その前 その後

2014年02月26日 | 香港

ガス、18度、95%

 今月の16日日曜日、第18回の香港マラソンが行われました。年々参加者が増え、7万人を優に超えているそうです。フルマラソンばかりか、10キロマラソン、ハーフマラソンのプログラムもあります。残念なことに、まだ一度も参加したことがありません。2003年に一度エントリーしましたが、ゼッケンをもらいに行く日に、母が足を骨折して、急遽日本に帰りました。以来一度も、エントリーすらしないままです。香港このマラソン以外にも近年、トレールマラソンも含めて幾つかのレースが行われています。そのどれも、日本からの参加者がいると聞きます。

 私がほぼ毎朝走る、ボーエンロードは、香港島では有名なジョギングコースです。香港島の北の中腹を東西に走る4キロの道は、3キロは車は入らず、こんもりと茂った木々に囲まれています。私のように早朝から、夜も遅くまで、走る人、歩く人が絶えません。近隣に住む人はもちろん、わざわざ、車やタクシーで走りにやって来る程の道です。500mごとに表示も出ています。

 毎年2月の中旬に行われる香港マラソンです。12月のクリスマスを過ぎた頃から、走る人の数が徐々に増えて行きます。早朝ですら通常走っている人の倍くらいに人数です。狭い香港で行われるマラソン、長時間に渡って交通規制をするわけには行きません。10キロマラソンはスタートが、例年朝の5時を少し回った頃です。それに体調を合わせるべく、早朝のランナーが増えます。10キロだからと侮れません、急に体調を崩して亡くなる危険性もあります。香港では一番寒いこの時期に、走る人が一番多くなります。そして、香港マラソンが終わると、この俄に増えたランナーたちは、姿を見せなくなります。やっと、普通のボーエンロードに戻ったかといえば、そうではありません。

 香港マラソンが終わった翌日から、なんとそれまでとは違った顔のランナーがやって来ます。毎年同じ現象です。尋ねたわけではありませんが、香港マラソン後にやって来るランナーは、マラソンを見て、来年は自分も参加しようと思う人か、実際参加して思ったような結果が出せずに、来年こそはと思う人たちではないかと推察しています。今年はマラソン明けの17日から日本に帰っていました。戻って来て、ボーエンロードに走りに出ると、やはり新しい顔がちらほら見れます。

 初めて会うランナーにも、必ず、「Good Morning.」とか「チョウサン」と朝の挨拶をします。出来るだけ続けて来て欲しいと思うからです。ところが、この香港マラソンが終わって走りにくる人たちも、直ぐに姿を消してしまいます。そして、10年以上も毎朝会う同じ顔ぶれだけが残るのです。

 あとひと月もすると、これまたほんの少しですがランナーの数が増える頃があります。暖かくなり始めると、薄着になります。早ければ来月には海で泳ぐことも出来ます。そうです、冬の間太ってしまった女性たち、痩せるためにやって来ます。ところが彼女たちも、ほんの1週間も続くことなく来なくなってしまいます。早朝のランニングは、走ること以外に、朝早く起きるという負荷がおまけに付くので、なかなか難しいのだと思います。

 そろそろ、いつものランナーだけのボーエンロードに戻ります。これで、ハクビシンも、ハリネズミも安心してうろつくことが出来ますよ。ああ、いけません、私の苦手な蛇もお目覚めの時期になりました。

コメント
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