チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

香港 ビクトリア湾の掃除屋さん

2016年12月04日 04時49分44秒 | 香港

曇り、21度、86%

 香港は10月ごろから12月半ばまでが非常に過ごしやすい天候でした。日本の秋晴れに似ています。空は高くなり気温もグッと下がり、なんと言っても湿度が低くなります。家を出た途端の空気の匂いが秋を知らせてくれます。ところが気候が少しづつ変わってきました。10月に入っても大型の台風がやってきます。今年の10月の平均気温は観測史上最高だったそうで暑い日も続きます。

 12年前のことです。そうです、モモさんが我が家にやってきた年のこと、今は亡くなった母に言いました。「モモはどんな時でもお外でトイレをするから助かるわ。」母が言います。「雨の日もお外でするならいいわね。」ここでハタと言葉が止まりました。なぜならモモさんが来た9月21日から12月の末まであの年は雨が降りませんでした。雨の日にモモさんがお外に出るかもわかりませんでした。毎日気持ちのいい天気でした。香港の秋です。

 先週は2日ほどそんな香港の秋が戻って来ました。この風の匂い、この空の色、急にスターフェリーに乗りたくなります。用事などありません。短い船旅ですが、ゆっくりした気持ちでこの船に乗れるのもあとわずかです。 ひと頃このビクトリア湾の水質が問題になりました。水質もですがペットボトルなどがプカプカしていることもあります。香港の観光客はみなさんこのスターフェリーに乗りますから、ゴミはいけません。もう20年ほど前、面白いごみ取りの船を見ました。小型のショベルカーを船に仕立てたごみ取り船です。大型船の波に煽られながら、うまく平衡をとってゴミを集めている様は可愛いという表現がぴったりでした。

 先日久しぶりにごみ取りの船を見ました。昔ながらの香港の屋形船、海上生活者はこの船で寝起き、炊事もします。今でもトンロー湾の台風シェルターにはこの屋形船が数隻見られます。船頭に立つおじさんは客家の竹の帽子を被って、手には網を持っています。この小船が波に揺られて高層ビルを背景にしているところは、香港そのものです。

 年が明けると湿度の高いジメジメした気候がやってきます。 こんな空と海を見られるのもあと何日でしょう。

 

 

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