チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

日本の家で初めてお菓子を焼きました。

2016年12月13日 04時57分36秒 | 日々のこと

雨、19度、77%

 日本の家にオーブンが入ってからもう2年が経ちます。ふた月に一度帰るたびに簡単なパンを焼いていました。そういっても、パン型もお菓子の型もありません。一番厄介なのは計りがないことです。まあ、主婦歴だけは長いので適当に目分量です。この家でパンやお菓子を焼くのはかなり夜遅く、日があるうちはフル回転しています。ですからワイン片手に目分量、いい加減なものです。

 今回、帰る前から新しいシフォン型を注文しておきました。手持ちのシフォン型は24センチ径、もう20年以上使っています。大きなシフォン型ですがあっとう間に食べあげます。でも、人様にシフォンケーキをプレゼントするには大きすぎます。そこで求めたのは17センチのシフォン型です。

 卵と粉とお砂糖、お水にオリーブオイルだけのシンプルなシフォンケーキ、決して膨張剤は入れません。日本の卵は卵の匂いがします。きめ細かい泡がプクプクと盛り上がってきました。目の細かいザルなどないのでボールより高いところから粉を振り入れます。 オーブンの中の様子が手に取るように見えます。型一杯に膨らんだ頃からお菓子の焼ける匂いです。シフォンケーキは潰れないようにオーブンから出すとすぐに逆さにして完全に冷まします。香港の家のシフォン型はそれ用に足が3本付いてます。この日本製の型は足無しなので、空いたワインの瓶に穴を突っ込んでそのまま休みました。

 翌朝、型から外します。 なかなかいい色に焼けています。型から外す時に出たクズを味見に食べてみます。うーん、あまり甘くない。ふかふかのきめ細かいケーキパンみたいです。これを薄紙に包んで、おそらくシフォンケーキは食べたことがないだろう義母に届けました。

 オーブンを使う度、家の匂いが私の家の匂いに変わり始めています。夜中のお菓子作りは朝一番の手土産に最適です。

コメント
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