曇、17度、88%
一日で一番長く過ごすのは居間です。ご飯も食べます。縫い物もします。手紙も書きます。この居間には庭に面してデッキがついています。デッキの上には長い長い庇があります。この長い庇のおかげでデッキには雨が降り込みません。ところが日差しがないので暗いのです。初めは古い家だからと思っていたのですが、同じ並びの寝室は庇がないので、雨の日は窓ガラスが濡れる代わりに明るく、冬はとても暖かです。
居間で夕方本を読んでいると字が見え辛く感じます。大きな和紙でできたペンダント型の照明、あとはスポット照明です。全部つけても字がはっきりしません。一番いけないのは針仕事です。窓辺に椅子を寄せても事態は変わりません。
フロアスタンドを探しました。大きくなく、自己主張せず、持ち運び可能なものがいいと思いました。以前、二階のデスク用にイギリスのアングルボイスのデスクランプを求めました。角度の変化も自由です。暗い色の家具ばかりの我が家に赤いデスクランプは違和感ありませんでした。アングルボイスはフロアランプも作っていると知りました。調べると高さが2種類、私の背より高いものと小型のものがあります。大きな方はデスク用をそのまま高くした感じで機械的です。私の胸の高さの方は急角度のない優しい姿です。 色はデスクランプと同じ赤を選びました。赤と言ってもデスクランプはマットな赤です。フロアランプなシャインな赤です。
日が長くなりました。それでも5時近くなるとこの居間は暗くなります。手元用のランプのつもりでしたが、部屋全体が明るさを増しました。年齢を重ね目が不自由になって来ました。ライトの明るさ、いいメガネに助けを求めます。