晴、7度、57%
久々に紅茶の話です。紅茶も緑茶も中国茶もやはり葉っぱに熱いお湯を注いで入れて飲むのが好きです。今やペットボトルのお茶が多くを占めています。紅茶はティーバックで入れるのが一般的です。先日我が家にやって来た12歳のハーフのお嬢さん、紅茶がいいとおっしゃるのでいつものようにお嬢さん、そのお父さん、私の分の紅茶をテーブルでポットからカップに入れました。最後に茶こしに紅茶の葉がどっさり出て来ました。そのは茶殻を見て日本語が達者なお嬢さんは言いました。「それ何?」一体、何を指して何と聞いているのか私はわかりませんでした。さすがお父さん「紅茶の葉っぱだよ。」それでもキョトンとしているお嬢さんでした。東欧でも紅茶はティーバックが主流らしいと知りました。
珍しく初めて見る紅茶のブランドがありました。その黄色のパッケージに初め目が留まります。「キャンベルズパーフェクトティー」アイルランドの会社です。中身の紅茶は全てケニアの葉っぱを使っていると書かれています。ケニアの紅茶はブレンドティーではよく見かけるようになりました。一度だけオランダの紅茶でケニアだけの葉っぱの紅茶を飲んだことがありますが、味や色、香りの記憶がありません。ケニアにはアッサム種の紅茶が移植されているそうです。つまりミルクティー似合うしっかりした香り、渋みを持つ紅茶です。
写真より色は明るいのですが、紅茶独特の香りも少なくストレートで口に含むと埃っぽい渋みが残ります。 そこでミルクを注ぎます。ミルクの量は紅茶の色で自分の好みに入れます。このミルクを入れた時、熱い紅茶から立ち上る香りはストレートの時とはまるで別物です。口に含んでもミルクの甘みを全て引き出して完全なミルクティーです。久しぶりにミルクティーの美味しさに感激します。
茶っ葉は葉の形をしていません。小さな小さな球状です。一度砕くいた葉っぱを丸く丸めて作られます。「チャイ」が主流のインドでは量販の紅茶はこの製法で作られています。「タージマハル」「タタ」のパックを開けた時丸い葉っぱを見て驚いた記憶があります。つまり余すところなくお湯に紅茶を抽出するためです。
「キャンベルズパーフェクトティー」アイルランドのこの会社はティーバックは出していないそうです。アイルランドもイギリス流の正統派紅茶の国です。