曇、22度、88%
赤に白が少し混じった花が咲く椿の木があります。植えて2年です。まだ私の膝丈の小振りな椿です。花が終わり、夏に入ろうという頃、まん丸な「椿の実」をその木に見つけました。大きさにしてピンポン球ぐらいの「椿の実」です。
長い梅雨、暑い残暑、「椿の実」は葉陰に隠れているのですっかり忘れていました。台風が過ぎた後、急に気になって覗いて見ると、 実が弾けて中の種が地面に落ちていました。
思っていたより早く実が弾けました。大きなコロンとした種です。
実を見た時から種をとって「実生の椿」を育ててみたいと思っていました。雨が上がった昨日、庭の片隅に種を植えました。芽吹きまで数ヶ月かかると思います。今、庭には「あんず」「りんご」が種から芽生えて30センチ程に育っています。椿は挿し木にした方が簡単に増やすことが出来るのですが、実生は木の小さな芽生えを見ることが出来ます。来春の椿の小さな緑の芽吹きが楽しみです。
種をベンチに置いていると、 ココさん真剣に見つめています。「なんですか?これ?」「椿の種よ。」あまりに真剣なので匂いがするのかと思いましたが、何も匂いません。
しばらく「椿の種」と向き合ったココさんです。
「椿の種」を植えるのに庭を掘っていると、中からミミズがウニョウニョ出て来ました。この1秒この1秒、庭は生きています。