雨、22度、89%
息子が小さかった頃よくクレープを作りました。主人がお休みの日の朝は決まってクレープでした。クレープを焼いて、チーズやハムや果物を巻く簡単なものでした。その後、路面の店でクリームやチョコを巻く甘いクレープが大流行になりました。もう40年近く前の話です。
しばらく食べていなかったクレープを急に食べたくなりました。粉砂糖を振りかけただけの簡単な「クレープジャーゼット」もジャムなどをのせて食べるクレープもいいのですがなぜか「しめじのクレープグラタン」が食べたくなりました。これも昔よく作ったものです。秋になりキノコが美味しい季節になったので、そんな気分になったのでしょう。
クレープを焼いて、炒めたしめじを巻いてホワイトソースをかけて焼く「しめじのクレープグラタン」です。お夕飯に作るときは確か牛肉の細切りもしめじと一緒に巻きました。お昼ご飯に用意したのでしめじだけで軽く作りました。
そういえばその昔はフライパンを逆さまにしたような「クレープパン」も持っていました。使い勝手、仕舞い勝手が悪く早々に処分しました。今は小さなスキレットで焼きます。油のよく馴染んだスキレットは面白いようにクレープが焼けます。
懐かしい味です。クレープですからなんでも巻けます。ソースだってトマトソースにしても良さそうです。いろんな「クレープグラタン」を想像します。
懐かしい味は、お金もなく小さなテーブルを囲んだ小さな息子、主人の若いときの顔まで思い出させてくれました。