晴、28度、92％
今年の8月はとても長く感じました。雨量の多い長かった梅雨明けと共に、連日の猛暑が始まりました。相変わらず、コロナの感染者は出ています。いつもなら夏休みのはずの子供達がランドセルを背負って学校に行く姿が見られます。昼間の街中は暑さと日照りで白っぽく感じました。朝晩の気温もさして下がらずに夜が明けます。福岡地方はあと数日すれば、凌ぎやすい日が来ると予報が出ました。そんな9月の始まりです。
学生の頃は9月1日といえば、長い休み明けで嬉しいような、でもどこかで気の重い日でした。母親になると、やっと子供が学校に行ってくれるとホッとしたものです。1月1日、4月1日、9月1日、気持ちをキリッと転換する日だと思います。
今月は緑のテーブルクロスをかけました。
朝日が昇ったばかりの部屋の光の具合が好きです。同じ明るさが数分も持ちません。「あっ、いい光。」と思えばすぐに陰ろったり、光が充満してしまったり、一瞬を逃さず捉えます。夏の木々の緑とは違い、紅葉に移りゆく前の深みのある緑に変わるのもこの時期です。そんな思いの緑のテーブルクロスです。
モモさんカレンダーは香港最後の夏、大好きなグレナリーロードの散歩の途中のモモさんです。「香港も暑かったね。」日本より南に位置する香港です。暑いのは当然ですが、昨今は気温は日本の方が圧倒的に高い。ただ暑さの質が違います。香港の暑さは空気が重いのです。そしてその暑さが半年続きます。コロナで帰国できずに主人はその暑さの中、香港で仕事をしています。
東京の家族とも行き来できなくなって半年、一人の生活は「病気になってはいけない」「事故にあってはいけない」と厳しく思っています。家での時間が長くても、精神的には緊張しているのかもしれません。香港にいる主人、東京の家族と久しぶりに会える日のことを思います。
朝の空気がひんやりと肌に感じられるまでもう少しの辛抱です。
