晴、23度、92%
我が家から数メートルのところに長いこと使われていない店舗の空き家があります。以前は薬屋さんでした。店だけの小さな建物です。帰国して以来この3年、台風が来る度にこの空き家の屋根や囲いが外れて道路に散乱します。持ち主は近くにお住まいとかで、2、3日以内に簡単な補修がされます。トタン板を貼り直すぐらいのものです。
大型の台風10号の予報に私が一番恐れたのは、この建物の崩壊そしてその破損物が我が家の飛んで来るのではないかということでした。 我が家の2階から見たその建物、錆び付いたトタンが中央に写っています。この建物の裏は病院の駐車場、ここで遮るものがありません。屋根が外れれば風向き次第で我が家を直撃します。2階の窓、表に停めている車が心配でした。2階の窓は養生をして、車は2メートルほど玄関前まで入れて台風を待ちました。
夜明け前に長崎沖を通過、風向きは南東でした。夜が明けて対馬に向かう台風10号、風向きが東になった頃大きな音を聞きました。私の予想通りにあの建物が壊れたに違いありません。雨風が強い中、ただ我が家に破損物が飛んでこないように祈りました。
風が収まり雨が小降りになって、ココさんのトイレの散歩に出ました。その時目にしたのが見出し写真です。風向きのおかげで我が家の被害は出ませんでした。台風10号の数日前の台風9号の時は散乱した木くずやトタンが国道側の歩道に飛んでいました。その補修がされて翌日、台風10号がやって来ました。
この大きな崩れも一昨日には片付けられました。予想ほど台風10号の勢力が大きくなかったおかげでこの位の破損で済んだのだと思います。
昨日この壊れた建物の前を通ると、 壁にこんなものを見つけました。「ヴィックス」、のど飴の広告です。懐かしい私が子供の頃の「ヴィックス」の広告です。
これからも台風の度にこの建物のことが気掛かりになると思います。区役所に相談に行くべきか、ただいま考慮中です。