晴、14度、58%
2日続けて福岡地方は20度を越す陽気でした。昨日は5月下旬の気温だったとか、半袖で十分なほど暖かでした。暖かだと不思議に人の表情までも明るく見えます。寒さ、コロナで何かしら人々の気持ちは抑えられていたのでしょう。晴れた青空と暖かな風は肩の力が抜けて緊張感を緩ませてくれました。
気温に敏感に反応したのは植物も同じです。開きかけていた蕾は一度に咲き揃います。中でも春一番の香りの花「沈丁花」はその甘い香りを漂わせています。高木ではありませんから、道で香ってもその姿は塀の中、その香りの姿を想像しながら歩きます。白い「沈丁花」よりややピンクの方が香り立つように思います。この「沈丁花」を今の内、胸一杯に吸いたいばかりに窓を開け放し、本読むのも針仕事をするのもデッキか座敷の縁側です。意外に「沈丁花」の花をご存じない方が多いように思います。秋の「金木犀」梅雨時の「くちなし」に並ぶ香木です。今年3年目、花がたくさん付きました。数枝切って、部屋の中にも飾ります。香る花が庭にある間はそわそわと落ち着かない私です。
日が暮れて、また庭をひと回り。昼間6分ほどだった「花桃」が全開しています。ライトに当てられ燃えるように見えました。 モモさんの記念樹、4年目にして大きく花をたくさんつけてくれました。「嬉しい!今年の桃の節句はこの花を飾ろう。」そろそろお雛様の準備です。自分の庭の花を添えることが出来る喜びを感じています。
今日からまた例年並みの気温に戻るそうです。こうして一進一退、春の足音が聞こえます。