晴、6度、84%
食パンブームが続いています。食パン専門店がオープンすると長蛇の列です。しかも、一本長いままの食パンを持ち帰る人もいるそうです。先日は桐箱に入った贈答用の食パンを見ました。お店では焼きたてを食べさせてくれる店もあるそうです。そういう店では幾種類ものトースターを置いて、焼き比べもできるという日本人らしい趣向です。
私自身はここしばらく食パンから遠退いています。そんな訳で我が家のトースターは出番がありません。毎朝焼く小さなバゲットはその日のうちに食べてしまいます。バゲットは日を置かないのが美味しく食べるコツです。先日「クロワッサン」を焼きました。「クロワッサン」も焼きたてが美味しいパンの一つですが、時間が経って味が落ち着き、バターが馴染むとなおさら美味しさを感じます。時間を置いた「クロワッサン」は温めることで香りが一層際立ちます。そこで、久しぶりに「トースター」を引っ張り出して来ました。
「クロワッサン」をトースターで温めます。 「オーブントースター」ではありません。デュアリットのトースターは専用の金具を乗せて、バンズやフランスパン、クロワッサンなどを温めることが出来ます。お餅を焼くように途中裏返します。これがなかなか美味しく焼きあがります。
食パンを焼きなおすためのトースターですが、トースターによって焼き上がりや食感がずいぶん違います。「オーブントースター」「焼き網」「魚を焼くレンジ」みなさん、いろいろ試されているようです。この「デュアリット」のトースターはすぐに焼き上がります。どう表現したら良いか?「食パンを香ばしくしかもしっとり感を残して」焼き上げてくれます。ただし、焼きあがっても自動でポップアップしません。レバーを引き下げてパンを取り出します。毎朝、薄いトーストを好んで召し上がるというイギリスの「トースター」です。
香港から引越しで持ち帰るかどうか考えたこのトースター、日本では色はクロームと白のみの販売、しかもずいぶんいい値段です。確か、私が買った時でも「トースター」の値段ではありませんでした。ですから、今使うときは変圧器につないで使っています。
丸みのある大きなトースターです。使わない時は冷蔵庫の上に置いていますが、見た目も大好きな「デュアリット」のトースターです。20年ほど前、東京の麻布にこの「デュアリット」のトースターを売っている店がありました。ウィンドーには多色のトースターが並んでいました。先日この店が閉まったことを知りました。初めて見た時から憧れた「デュアリット」のトースター、形ばかりでなくいい仕事をします。