晴、20度、90%
10月になりました。お昼間はまだ暑いけれど、朝晩は心地よく感じます。玄関先の「金木犀」が小さな花をつけ始めています。数日すればいい香りです。桜葉が色付き散り始めました。落葉は物悲しいけれど秋空の青さがそれを補ってくれます。
肌寒さを感じると、こっくりとした深みのある色が欲しくなります。部屋のテーブルクロスはオレンジ色の狐がポイントの我が家では一番彩度の低いのもの「3匹の狐」をかけました。 朝の光が部屋の奥深くに差し込む様子が好きです。こんなに奥まで日が入るのはこの時期ならではです。 このテーブルクロスオレンジ色の狐がいなかったらまるでこの部屋と同期したような色合いのテーブルクロスです。一気に部屋の空気が秋に切り替わりました。
床の間のお軸は、「彩色山水図」です。春とも夏とも違う、一段と色のトーンが落ちた山水画です。緑は濃くなり、紅葉も見えています。山の水辺を山にいなくても感じる、そんな思いで山水画のお軸をかけるのでしょう。このお軸を見て、目を閉じると水の音、空気の冷たさ、微かに揺れる葉音が聞こえて来ます。
「モモさんカレンダー」は、孫娘も登場。孫娘が初めて香港の家に来た時です。一日孫娘を預かりました。思い出せば、孫娘はモモを怖がりませんでした。12歳のモモ、おじいちゃんで大人しかったからでしょう。この香港滞在中のモモとの写真は大事な写真です。モモさん、孫娘にやきもちを焼いて2度もベットのお布団におしっこをしました。
季節が進みます。私の大好きな満月がもう直ぐです。中秋節ひと月後の満月が冴え渡った空にぽっかり。楽しみが多くなりそうな10月です。