雨、18度、72%
今年も「壺切茶」をいただきました。 昨年初めて知った「壺切茶」、新茶を壺で寝かせたものです。数ヶ月の眠りから醒めたお茶は新茶の爽やかさを持ちつつも奥のあるまろ味を帯びています。この夏の殊更の暑さは夏の間お茶を飲むことは水分補給でした。ゴクゴクと喉を鳴らしながらお茶を飲みました。秋になり暑さも収まり、こうしてお茶を味わいながら飲む喜びを思い出しました。
この「壺切茶」にはお菓子もついています。 「抹茶マドレーヌ」です。抹茶の味がしっかりとしたこの一口マドレーヌも大好きですが、「壺切茶」に合わせて竹皮で包んだ「栗蒸し羊羹」を作りました。 練り羊羹に比べるとあっさり仕上がる蒸し羊羹です。竹皮で包むとほのかに竹の香りが移ります。先日作り置いた栗の甘露煮をコロンコロンと入れました。 実は栗の甘露煮は洋菓子用に作ったものです。ラム酒を入れて作りました。この「栗蒸し羊羹」かすかにラム酒の香りと味がします。羊羹にラム酒が合うのは「ラムレーズン」入りの羊羹で体験済みです。
昼間は半袖のTシャツ一枚で過ごせます。庭はまだ蚊がいます。座敷の縁側でおやつです。金木犀は一気に花を散らしました。穏やかな風を感じながら、「栗蒸し羊羹」を頬張り、「壺切茶」を愛でました。