チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

金木犀の香り

2022年10月17日 | 

曇、20度、90%

 やっと金木犀が花開きました。小さな花ですから豪華さはありませんが、群れて咲く金木犀の木は遠目にはオレンジ色に染まって見えます。玄関前にある金木犀、つぼみの付き初めから毎日見上げます。夏の気温が高くなっているせいで、子供の頃より半月近くも遅い開花です。以前は9月の終わりには香っていました。朝晩の温度差、冷え込みが開花に必要条件だそうです。

 近所の昔からある家には必ず金木犀があります。どこの金木犀も一斉に香り始めました。「金木犀が香りますね。」とご挨拶。「金木犀が咲きましたね。」ではありません。昼間は窓を開けているだけで、その香りが家を満たします。下の道沿いの家の金木犀は大きく、縁側からその香りとまん丸に剪定された木を楽しみます。この時期は、金木犀の香りに誘われて散歩が長くなてしまいます。昼間の重めの香りも、早朝のすっきりした香りも大好きです。1週間ほどの贅沢な季節です。逃してはいけません。

 この季節、匂うのがもう一つ「銀杏」です。臭い匂いの銀杏、街路樹には雌株を避けると言われています。福岡の大濠公園の南口、NHKの前の入り口には大きな金木犀があります。毎朝の楽しみです。ところが今年はあの臭い銀杏が鼻につきます。この5年、一度もこの辺りで銀杏が臭ったことはありません。うっかりグシャッと踏みつけました。大道に面した角の1本です。この木の斜め横に金木犀があります。いけません、銀杏の匂いに負けてしまっています。この銀杏、やっと実をつけたのでしょうか?楽しみを邪魔されたような気分です。

 父母の供え花も金木犀です。 秋空に香る金木犀、胸いっぱい吸い込んで巡り来る季節を満喫します。

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