晴、14度、82%
バター、小麦粉などの高騰で、お菓子やパンの新しいレシピが次々に出ています。バターを食用油に置き換える、小麦粉を日本の米粉に置き換える、パン屋さんやお菓子やさんも原価を抑えるために置き換えを進めているのだそうです。米粉のパンも普及しています。お味は小麦粉と変わらないとは言い難いけど、創意工夫する日本人です。
「練り胡麻」日本式のスプレッドのような「練り胡麻」でなく固めに作られた「芝麻醬」を使ったシフォンケーキを焼きました。 中国式の「芝麻醬」は硬めに練られた胡麻に保存性を高めるために油(ピーナッツオイル)で蓋をします。「芝麻醬」の入れ物の蓋を取ると胡麻ではなくピーナッツが香るのはそんな理由です。保存中、胡麻のペーストからも油が滲みます。この油を使ってシフォンケーキを焼きました。ゴマペーストも練りこみます。
黒胡麻を粒ごと入れてみました。黒胡麻と白胡麻、成分は同じだそうですが、味も、香りも微妙に違います。どちらも美味しい、中国ではこの黒胡麻を擦り固めた餡子でお菓子を作ります。まんじゅうや団子の中から出てくる黒胡麻の餡はとろりと口に流れます。朝焼いて待ち遠しいおやつの「胡麻ペーストのシフォンケーキ」、ナイフを入れると胡麻の香りです。
「芝麻醬」の油も残さず使い切りました。食品の値上がりはまだ続くと聞きます。無駄なく、安くて美味しいものを考えるのも楽しい時間です。